新聞の切り抜きを意識してみました、脅迫状? ははは

1月の泣き言・『金が信念』でとまればいいけど、下手したら『金飢新年』の可能性が高いのがこわいところ



2002年 1月17日(木)〜 1月31日(木)

記憶の欠落


大先生騒ぎの余波で、記憶が消し飛んでおり、どうもがいても日記になるような内容が存在しません。従いまして、この間の日記を削除いたします。
不満がある方は、わたしをここまで追い詰めた大先生を恨んでください。……なお、大先生が誰なのかは敢えて伏せておきます。彼にかける最後の優しさです。ただし、万が一彼から今回の仕事に関して自分を少しでも正当化するような発言が本人、あるいは第三者を経由してわたしの耳に入った場合は、正体およびおもな経歴をすべて公開いたしますので、興味ある方は彼の甘さにご期待ください。


2002年 1月16日(水)

通夜へ列席


 こういう時に限って天気は雨、気分が憂鬱になる。冬の雨は嫌い。いつもは戦闘服と言っている黒のスーツに、ぜったいに組み合わせたくない白のワイシャツを無理して着込み、黒いネクタイを絞めればそのまま喪服になる。そのために黒いスーツを愛用しているわけではないけど、ある意味黒系統を着るようになったのは、喪服にちかいものがあるかもしれない。理由は別にあるんだけど。
 通夜の会場は本八幡の駅からバスに乗ってすこし離れたところにあって、バスの乗客にもにも黒服黒ネクタイの姿が目だったのでどうやら彼の会社の関係者のようだ。

 人の一生の値打ちは、その葬儀の席に何人の参列者が集まるかで決まる。誰かが偉そうにそう言ってた記憶がある。社葬にしてもらえて、その上ですくなくとも200人以上は収容可能なその式場の大ホールを使ってもまだ行列ができている彼の通夜に関してはある意味値打ちのあった一生だったのであろう。そう思っていないと、やりきれない、例え仮に、この場に集まってきている参列者の大半が義理であったとしても……。知りうる限りの彼の一生は、複雑な家庭事情や中学から引っ張るしがらみなどもからんでいて、高校を出るまではおよそいい人生だったとは思えないし、かなり不遇の部類に入るものだったと思うし、本人もその環境に負けて何度か転がる方を選ぼうとしていたのも記憶している。高校卒業、進学、その後就職そして結婚。やっといままで彼が自分の人生に貸していたツケを精算し始める時間がきた矢先になって、人生が踏み倒しを選んだとしか思えない。
 振り返って自分の場合を考えてみる。おそらくはここまでの参列者を集めることは不可能であろう。もとより、死ぬときは葬式などあげてもらう必要はなく、猫みたいにいつの間にか死んでしまえたらと願っている自分にとっては参列者の数だのどうでもいいことであるが。
 安らかな彼の寝顔を見て少しだけ安心した。しかし、この顔を作るためにどれだけ苦労したのかは考えないことにした。

 彼の棺にいれそこなったものをここに。解釈として間違えていないはずなので、手向けに送り、彼の冥福を祈ることに。

『帰去来辞(ききょらいのじ) 陶潜(陶淵明)』
帰去来兮(かえりなんいざ)
請(こ)う 交わりを息(や)めて以(もっ)て遊(ゆう)を絶(た)たん
世と我とは相(あい)違(た)がえるに
復(ま)た言(こと)を駕(が)して焉(なに)をか求めんとす
親戚の情話(じょうわ)を悦(よろこ)び
琴(きん)と書とを楽しんで以て憂いを消さん
農人(のうじん)余(わ)れに告げるに春の及ぶを以てし
将(まさ)に西疇(せいちゅう)に事(こと)有らんとす、と
或(あるい)いは巾車(きんしゃ)を命じ
或いは孤舟(こしゅう)に棹(さお)さす
既に窈窕(ようちょう)として以て壑(たに)を尋(たず)ね
亦(ま)た崎嶇(きく)として丘(おか)を径(ふ)
木は欣々(きんきん)として以て栄(さか)ゆるに向かい
泉は涓々(けんけん)として始めて流る
万物の時を得たるを善(よ)みして
吾が生の行々(ゆくゆく)休(きゅう)せんとするを感ず

第三解と第四解のみ書き下し。


2002年 1月15日(火)

またしても書いておきたい気に


 クライアントから電話。例の彼と先週の金曜日に電話で話をしていたようなのですが、その時に「江戸川乞食さんが大激怒してましたから、そちらからもひとこと連絡いれてやって」とやさ〜しく彼に告げたらしいのです。で、その件の結果をききたかったらしくてこちらに電話をかけてきた模様。「彼から連絡きましたか?」い〜や、来るわけないですよぉと答えたらとうとうクライアントさんもブチ切れ。いい年齢こいて怒られるようなことしててもまだ体裁整えようとしているのか? などという呆れた声。まぁ、しかたないと思います。彼、わたしのこと良く知ってますから、本気でぶちきれたときの相手を罵倒する口調はそれはもう、聞きしに勝るものだということもですね、はい、競艇場で選手を罵倒する程度では済みません、なまじっかある程度のプライベートまで知ってる相手だったりした日にはもう、たいへんです。
 まともに罵倒を喰った人間に言わせると、中野式罵倒術などまだ甘く(って、喰らったことあるんですかい?)わたしの罵倒は森羅万象からあらゆる手だてをもって比喩を探しだし、その比喩を修飾するためにそれをなぜかそこだけ異様に働く想像力と機知と幻想趣味をアレンジし、完成された言葉をスターリンのオルガンの如き怒号と、ガトリング砲のような早さで、相手に叩きつけてるみたいです。それが酔っ払いの特殊能力ではなく、しらふで。挙げ句に真顔で言ってのけるので喰らう方はたまんないようですね。こちらは普通に喋ってるつもりなんですが……。

 とうぜんその場に立ち合ったコトがありそうな彼には、その罵倒の銃口をむけられる勇気などこれっぽっちもないわけです。根性ないねぇ。
 まぁ、どうせ今日も自分を痛めつけないでくれる相手に被害者面して、うちとクライアントの悪口をいって余生を過ごしているんだろうけど、いつまでも通用しないと思うよぉ、業界狭いからクライアントの方にも、そっちルートの接点があったみたいだらぁ。


2002年 1月14日(祝)

去年あんだけ……


 バカとアホとまぬけと全国的に若造を叩く論調で世間がわめいたせいなのか、今年もバカ成人を貫いたのが沖縄県の一件だけという非常に寂しい今年の成人式。
 そうなればこんどは叩く方向がガキオトナではなく、われわれすでに成人式を迎えてはるか遠い連中と、いま成人を迎えた子供を持つ親の世代に対して毒を吐くのが正解か? いうまでもなく自分もその一人の中に入ってるのは間違いないんですどね。
 我々がガキのころとなんにも変わってないはずなんです。ひとつだけ違うのは、いまのガキと我々のガキのころに入っているものが違うってことだけです。
 それはたったひとつだけ。

 悪いことを悪いって認識できる理由と悪いことを悪いとわかってやる行動力。

 つまりは、なにをやってはいけないのかを知っててやってたわれわれと、それすら解らないから自分のやってることが自分にとっていいことと思っての行動。それ以下でもそれ以上でもない事実です。

 つまり、それを教える機関がどこか昭和から平成のパイプを通った瞬間、あるいは1990年代という10年を経由した瞬間に、どっかに消えてしまったようです。

 だれがそんなパイプを作ったのか、とうぜん我々でしょう。となれば叩くのはガキではなくパイプを外すようなシステムを作れる立場にある連中ではないでしょうか?


2002年 1月13日(日)

まさか……ね


 高校時代からの友人で、そいつが結婚してからはあまり会わなくはなっていたけど、それでも半年に一回くらいは会っていた男がきのう亡くなったという電話が朝一番に届いた。電話の向こう側の声も実感がないという声質で、確かに殺しても死ぬような神経が繊細な人間ではなかったような気がするが。その電話を受けた後、立て続けに確認をとるようにわたしの所へ電話がかかってくる。
 つまりは事実ということ。最後に会った日のことを思いだし、その後、彼が死に至る道筋をいろいろ考えてみた。ひとつの結論に達した瞬間に、自分がものすごく嫌な人間に思えてくる。確実に妄想の域を越えてはいないのにもかかわらず、その妄想に劇的な演出を加えようとしている自分。同様に、その演出に対してどこかでつかえる話にならないか、などと考えてしまう自分に、嫌悪感を抱いてしまう。職業病、などといってしまえばそれで自分を正当化できるのだろうが、真っ先にその死を悼む前にドラマツルギーを応用してしまう即応性は、職業病というより追い詰められたクリエイターの末期症状のような気がする。
 またしても電話。最新情報というと聞こえが悪いが、彼の葬儀は社葬になるので、水曜日に通夜、木曜に告別式と、逝去から時間を置く形で執り行われることになったと聞かされた、そのうえで彼の死因と死に至る経過を断片的ながら聞かされた。診断書上の死因は的中、彼の人生にピリオドを打つ直接の原因もかなりの高確率で的中。しかも最悪のシナリオで……。
 先に泣くことにした。講義や仕事の関係でなにがあっても告別式には参加できない状態なので、時間がいっぱいあく通夜の席に出席することを告げて電話を切り、泣くことにした。数えるほどしかいなくなってしまった友人の死を悼み、その死すらストーリーに仕立てようとする自分の愚かさに。先に泣けるだけ泣いておいて、通夜の席では笑えるようにしておきたかった。せめて、彼の前ではいつもしていたようなええかっこうしいをしたくて。


2002年 1月12日(土)

ばたんきゅ〜


 その後に関しては追って沙汰を致す、とまぁ白洲の上に引き出された罪人に鳴った気分で告げられた電話を受けて、とりあえずは次の一手を打とうとかんがえてたら、急に頭が不愉快な感覚に締めつけられる。
 そのまんま意識を失って、ついでにいえば記憶が飛んで、気がついたら自分の部屋のベッドで寝ている状態。時計を見たら21時をちょっと回ってる。
「ごしゅじんさま……」その声は葉月か? そんなにあんまりのぞき込まれても、暗いからどんな顔しているかわからないし、それに鼻の頭にお前の髪の毛が当たってくすぐったいだけなんだけどな……、ん? 髪の毛やけに長くないか? そうか、そろそろ本気でお迎えにきたのか? 俺がいちばん苦手なタイプの姿になって迎えに来るとは、なかなかイキなことするじゃないか。いいよ、もうそろそろ、お前の実家に挨拶にいかなきゃなっておもってたところだから、道案内たの……。ちょいまち、お前葉月じゃないな? 誰だ!?
「はい、ごしゅじんさまぁ、起きて起きてぇ。ちょっと寒いけど部屋の中に瘴気がたまっててぇ、感じがヘンだから空気入れ換えるよぉ」おい、お迎えじゃないのか? 「あはは☆ ごしゅじんさまを連れていくところなんかぁ、競艇場と遊園地しか、いまぜんぜん考えてないよぉ♪」そっか……、じゃあ、あの感覚はなんだったんだろ?


2002年 1月11日(金)

笑い話?


 クライアントから例の定時通信。予想通りというか、それでも最後の意地を見せたのか、それともそこまで悪人になりきれなかったのか、それはまぁ本人のアタマの中をカチ割ってみてもわかんないので捨て置くとして。とりあえずは最早昔懐かし1.2メガの国産MS−DOS機準なFDだったのが確認でき、中身が読めたという連絡。しかし、笑える話で、たまたまPC−98××シリーズに代表される昔の国産マシンが2HD1.2メガフォーマットだってのをわたしがしってた、あるいは覚えていたからいいけど、もはや2HDのFDは1.44メガフォーマットというのがあたりまえな世代がマシンをいじっている昨今、このディスクを予備知識なしで渡されたらまたモメること請け合いなしでしたよ、ついでにいうと3モードのFDドライブって言葉も半ば死語にちかいようです。言われてみれば、2DDはみかけなくなったしねぇ。
 これで一件落着ならいいんだけど。あけてびっくり玉手箱という感じでフォルダは掘ってあるけど、中身がないっていうカラッポのフォルダがいくつも存在しているとのことで、またしてもおかんむり。「できてないんですかねぇ。入りきらないんだったらFD2枚にわけるとか、圧縮しておくとかして……、それにからっぽのフォルダなんか掘って、無駄に……。やめましょうか? この話は……」こんな感じで話を打ち切るクライアント。それが正解です、ここまで追い詰められたヤツの考えつくトラップにはまらないほうがいいですよ「トラップ……、ですか?」ええ、まぁ。こうなると原稿書く才能のほとんどが自分を正当化するための方策に注ぎ込まれることが多いんですよね。たとえばカラフォルダなんかもそうです。その件に突っ込みをいれると、俺は確かに入れた、ないんだったらマシンがディスクでも壊したんだろ、送り直してやるから時間くれとか、原稿の紛失はそっちの責任だから俺はもう知らない。と居直られて展開を自分にちょっとだけ有利に運んで逃亡を図る手段に使われますね。それでも狙ったんでしょ?「はぁ、そんなものですかね?」そんなものです、そう決めてます。
 そんなわけで、これ以上ライターだった生き物をかまうのをやめて。彼の処遇とうちに対するペナルティに関してはクライアントに一任するようにお願いして、この話は打ち切り。かくなる上は、一ヶ月の発売延期をどうやって巻き返すか、あるいはこれ以上遅延させないようにするかという前向きなお話に移るわけです。今後、彼の新規の著作物や作品に世で出会ったら今回発生するであろう損害遅延金を請求するつもりです。業界を去る人間に石を持って追う気はありませんが、ここまで豪快にばかたれくんなコトをしておきながら、いけしゃあしゃあとこの業界で害毒を流し続けているくらいの腹の皮じゃない、こっちは脂肪だ、どっちもおんなじだけど……、ツラの皮が厚いのであるならば、とうぜんながら請求するのはとうぜんのことですからね。覚悟しておけよ、この日記で実名をあげてないのが最後の優しさだけど、すでにわたしの回りの関係各位には知れ渡ってるからなぁ☆


2002年 1月10日(木)

ここまでくると……


 笑い話にしようにも、あまりにもお笑い草な話ばかりが続いてしまって泣けてくる。もしかしたら、これは9日の話だったかもしれないし、今日の話だったかも知れない、そのくらい記憶が錯乱している上に、すでに何もやっていない、何も出来ない状態が年末からずっと続くとこちらも精神的にいささか疑問符をつけざるを得ない。
 おそらく未完成かつ無駄足になるリスクも捨て難い彼の家への原稿回収作業のため、片道400円近いJR運賃を払ってのおでかけ。しかもやってくれることに17時の約束だったのが14時頃には「パソコンがうまく起動しないから18時頃にきてくれないか」という電話。へぇ〜、お前さんとこのパソコンは真空管でできてるんかい? そんな言葉をノドに押し込めて了解とつげる。まぁ、慌てて体裁作って数増やそうとしてるんだろうなぁ、などと思うが20日近く原稿書けなかったヤツがその1時間で原稿書けたら、そりゃぁまぁ天才とあがめてやるけどねぇ。無理だってぇの。
 しかし、総武線沿線なので、その1時間が個人的には命取り、つまりは帰宅時間にぶつかるのでラッシュアワー確定。むしろそっちの方に怒りを覚える。満員電車嫌いなの知っててその時間を指定したのか? いやまて、どうせここ数十年ひきこもってたヤツなだけに、千葉方面の下り電車が夕方に混むってことを知らないんじゃないか? まぁそれはいいや。
 で、やっぱりギュウ詰めな総武線快速にのって、途中で乗り換えてそいつの家のある駅へ降りる、念のため駅前で『今からいくから準備しといてくれ』と電話をするが生返事、まだ執筆に追われているんですか? 大先生。
 で、そいつの家の前に……。ちょっと待てよぉ……。いつからおまえさん夜逃げのコスプレを家にさせてるんだ? 4面の窓はぜんぶ雨戸で閉ざして、おまけにあんだけ偉そうに飾ってた自作のA4版クリアファイル入りの表札をまるでひっちゃぶいたかのようにはずした上に、ずいぶん前から空き家のような静けさを偽装している。うん、そう見える。一瞬面食らったあと、おもいっきり声を殺して笑う。……もしかして、この仕事する前にもカチコミでも喰らったのか? そんな気になるくらい自信ないぞオーラが飛びかう雰囲気におかしくなってしまう。本当に空き家だとまずいので、念のため家を一周して、電気メーターが回っているのを確認してドアをノック、だって、呼び鈴が反応しないっていう念の入り方してるんですものぉ。で、一回で出なかったらそのまま『夜逃げしました』とクライアントに報告して次の手を打つつもりであったわけです。だって、この気配を見たらほとんどの人間は空き家と思うもん。
 幸い……? 不幸にも本人登場、顔見ると笑っちゃいそうなので『風邪うつされたらたまんないから、FDちょうだい』と家にあがらず玄関先でFDを受け取るつもりでいたら。『チョット待ってて、FDにコピーするから』おいっ! まさかいまの今まで原稿書いてたのか? そんな感じの印象を抱く。で、FDを渡すときに『フォルダ、コピーしそこねていくつか消えたけど、これだけもってって』…………、この期に及んでかよ? まぁ、そんな事いって長居すると間違いなくヘンな病気をもらえそうだったのでハヤバヤと退散。たぶんこいつとは一生会わないだろうな。とか思いながら。
 事務所に戻ってFD内部の確認。ディスクが読めない……。ここまできて勧進帳かよ! これで、『書きましたし、ちゃんとFDにコピーしたですよ、きっと江戸川乞食さんが輸送中に壊したんじゃないんですか?』なんてことを言い訳にするためにか? 思わず灯油とライター持ってもう一回錦糸町までタクシー飛ばそうとする自分。で、あらためてFDを見直すと、『2HD−DOS8 Format』というシャッターのところに表示。
 まさか……。いちおうクライアントに確認『すみません、もしかしたら1.2MBフォーマットのFDかもしれませんので、もし準備できるんでしたら3モードのFDドライブを用意して待っててください』と電話。ここに来て乾いた笑い。ポンコツマシンにも限度ってモノがある!
 バイク便を呼び出し、深夜にもかかわらずFDいっこバイク便に託してFDを輸送。大きくため息をついてトイレに。最近見かけなくなった「熟茶」みたいに綺麗なルビー色の小便が便器に流れていくを確認。ひさびさにここまで綺麗な色になったなぁ……と大きくため息。


2002年 1月 9日(水)

やっとこさ連絡つく


 朝8時に起床。ごはんを食べようとしたけどコンビニの陳列された弁当や惣菜パンをみただけでおなかいっぱいになってしまう。そのまま事務所に出て、メールの確認をしてもダイレクトメールばっかりでその後どうなったかの事情はなし。しかたないのでモニタの前でぼけぇっとしながら時間を浪費していると携帯電話にクライアントからのお昼の定時通信。いつもの言葉なので、いつもの言葉しか返せないのがくやしい、で、その電話を受けて逃げ入ってる俺より重い上に格上を気取っている行方不明中の彼に電話、留守電にもなってないので、完全にモジュラーからコードの抜いていると決めつける。
 仕事しているときは電話のベルを鳴らさないとか、電話に出ないと豪語する彼だが、本当にそうなんだろうか? その仕事をしているときに別に仕事依頼の電話がかかってきても同じことが言えるのだろうか? 仮に留守電に入れたとしても、その時点で捕まらなかったら他の手の空いていそうなライターを探すのが発注者側としてはあたりまえのことであって……、きっと彼はそれ一本で生活できるような仕事の取り方をしているんだろうね。うらやましいお話です。
 夜の定時通信でちょっとだけ変化。なんとか件の彼がクライアント側で確保できたらしく、もうメールでは埒があかないのでFDに原稿落としてもらうよう指示したから回収してこいという指示。本当に確認のため電話をかけてみる。いた、かなり悲惨な声、何日振りに聞く声がここまで哀れなのも気の毒だが、ある意味自業自得。おおかた12/29・12/30の両日に有明の例の場所にいって同類な方からタダの風邪じゃないものをもらったに違いないし、病を得たオレより重たいヤツは、通風や糖尿病以外はぜんぶ仮病みたいなものと決めつけているので、同情する気もない。で、電話に出ると、やれ風邪を引いただのパソコンがうまく起動しないだのといきなり言い訳から始まる、かなりのポンコツマシンをいまだに使っていると豪語していたことを思いだすが、こういうときのためにわざと買い換えないでいるんじゃないかと厭味のひとつでもいいたくなるが、あくまでまだ人格者を気取りたいので、そういうことも言わず『大丈夫か?』といろんな意味に取れる言葉をかける。
 結局明日の夜に回収に行くことを約束し、電話を切る。
 事務所の連中に『明日回収してくるFDDに、100%第一稿が入っているか賭けしねぇか?』と聞いてみるが、全員『完成してないに決まってるに100ペリカ』賭けてくれたので賭け不成立。信用をなくすというのはこういうことなんだな……、そう痛感する。


2002年 1月 8日(火)

記憶にございません2


 朝8時に起床。ごはんを食べようとしたけど相変らずコンビニに陳列された弁当や惣菜パンをみただけでまたまたおなかいっぱいになってしまうので新聞を買っておしまい。そのまま事務所に出て、メールの確認をしてもダイレクトメールばっかりでその後どうなったかの事情はなし。しかたないのでモニタの前でぼけぇっとしながら時間を浪費していると携帯電話にクライアントからのお昼の定時通信。例によっていつもの言葉なので、いつもの言葉しか返せないのがやっぱりくやしい、で、いつも通りにその電話を受け、て逃げ入ってる俺より重い上に格上を気取っている行方不明中の彼に電話、留守電にもなってないので、完全にモジュラーからコードの抜いていると決めつける。
 仕事しているときは電話のベルを鳴らさないとか、電話に出ないと豪語する彼だが、本当にそうなんだろうか? その仕事をしているときに別に仕事依頼の電話がかかってきても同じことが言えるのだろうか? 仮に留守電に入れたとしても、その時点で捕まらなかったら他の手の空いていそうなライターを探すのが発注者側としてはあたりまえのことであって……、きっと彼はそれ一本で生活できるような仕事の取り方をしているんだろうね。うらやましいお話です。
 引き続きモニタの前で、ネットサーフィンをするでもなくぼけぇって画面をながめているとまたおなかがすいてくるけど動く気になれない。事務所の連中が飯を喰いに行くと言って誘いにきたけど、それも断ってモニタの前でタバコを吸いながらひたすら抜け殻みたいに無意味に電磁波を浴びているだけ。今日も壁紙にしている葉月の無防備な笑みがなんか刺さってくるようで痛いけど、それでも葉月の顔をみていれば、少しは気が休まるような気がしてしかたがない。夜の19時に再びクライアントからの定時通信。こちらも定時報告をしてそのまま彼の家に電話をかける。

 ほかに何をやったか? 今日もまったく記憶にございません。


2002年 1月 7日(月)

記憶にございません


 朝9時に起床。ごはんを食べようとしたけど店の前のメニューをみただけでおなかいっぱいになってしまい、買うのをやめる。そのまま事務所に出て、メールの確認をしてもダイレクトメールばっかりでその後どうなったかの事情はなし。しかたないのでモニタの前でぼけぇっとしながら時間を浪費していると携帯電話にクライアントからのお昼の定時通信。いつもの言葉なので、いつもの言葉しか返せないのがくやしい、で、その電話を受けて逃げ入ってる俺より重い上に格上を気取っている行方不明中の彼に電話、留守電にもなってないので、完全にモジュラーからコードの抜いていると決めつける。
 仕事しているときは電話のベルを鳴らさないとか、電話に出ないと豪語する彼だが、本当にそうなんだろうか? もし、その仕事をしているときに、別件で仕事依頼の電話がかかってきたとしても、はたして同じことが言えるのだろうか? 仮に留守電に入れたとしても、その時点で捕まらなかったら、他の手の空いていそうなライターを探すのが発注者側としてはあたりまえのことであって……、わたしなら迷わずそうしてますね。つまり、きっと彼はそれ一本で生活できるような仕事の取り方をしているんだろうということ。実にうらやましいお話です。
 引き続きモニタの前で、ネットサーフィンをするでもなくぼけぇって画面をながめているとまたおなかがすいてくるのでコンビニへ。ところが店に入るとすぐ鼻にあたるおでんの匂いと、陳列されているお弁当なんかを見ていただけでまたおなか一杯になってしまった気になって、結局メロンパンと牛乳だけ買って買える。もそもそとメロンパンを食べて、牛乳飲んでなんか足りないからコーヒーを淹れて飲んで、またぼけ〜っとしてる、そろそろやんなきゃいけないこともあるんだけど、そっちに手をつけるようなコトもできずに、ひたすら抜け殻みたいに無意味に電磁波を浴びる。壁紙にしている葉月の無防備な笑みがなんか刺さってくるようで痛いけど、それでも葉月の顔をみていれば、少しは気が休まるような気がしてしかたがない。夜の19時に再びクライアントからの定時通信。こちらも定時報告をしてそのまま彼の家に電話をかける。

 ほかに何をやったか? まったく記憶にございません。


2002年 1月 6日(日)

かなりぶちきれ


 フリーで、しかもパート単位で仕事を請け負っているヤツにとって、自分のパートがある程度遅れたところで他が弾力的にその遅れを吸収してくれると思って指定された締切を遅らすという行動を取るのもわからないでもないし、自分も単に物書きだけで生きていた頃はそれを何度かやろうと本気で考えたこともあった。実際はやらなかったけど、だってねぇ、先に終わらせて遅れてるやつに厭味をネチネチと言ってたほうが精神衛生上ひじょうに楽でしょう? わたしはそう考えたし、ダメな時はある程度先読みして『すみません、その日までにあげる自信ないんです』と素直に白状してその後の対策なんかを協議するように仕向けてきました、自分で考えてもダメな時はダメだし、モニタに向かってかけないものを一人で考えても、当然筆が進むはずもなく、気がつけば画面でスクリーンセーバーが起動するだけというのも当然ですからね。
 原稿かけない→パソコンの前にずっと座りっぱなし→でも書いてない→時間だけは経ってゆく→オレ今日は18時間くらい仕事しているな。なんて気になって、18時間やっても書けないんだから仕方ないや、ってな感覚に支配されてしまうともうアウト、仕事した気にだけなってて、原稿が全然進んでないって事実はまったく変わってないわけです。
 彼もまた、そういう気になってしまったのでしょうか? 日曜日だっていうのに、クライアントの方からまた電話、連絡がつかないけど……。もう聞き飽きたコメント、向こうもそうだろうけど、こちらもまた同じことを言い続け、彼の家に電話をかける。とうぜん出ないし、とうぜん留守電にもなってない。ふと思いだす。「仕事中は電話に出ない」彼のこだわりなんだろうけど、それは締切前に通用する言葉であり、締切突破後の連絡不通は『逃げ』と同じと判断されることは間違いないわけで。仮に電話回線がおかしかったり、プロバイダの事情かなにかでメールで連絡つかないことがあったとしても、有線電話でコミュニケーションが取れなければ、言い訳も説得力が欠けるのも当然のこと。  ……きっといまはもう被害妄想にかかっているんだろうね。『なんで俺ばっかりこんな目に遭うんだ。きっと江戸川乞食の仕業にちがいない』とうぜん。コトの起こりはわたしが彼に仕事を振ったからだからそう考えるのもあたりまえといえばあたりまえだけど、そういう気にになるまで追い詰めているのは『ごめんなさい、書けませんでした。どうしましょうか?』の言葉を口に出せず、逃げ口上ばかりが目立つ状態では誰も同情してくれません。まぁ、事情を知らない関係者には、自分の原因をタナにあげて『あんな仕事請け負うんじゃなかった、とんだ食わせ物だよ、江戸川乞食ってヤツはよぉ』なんて自分を正当化した話で触れ回るに違いないけど、どっちを信じるか、あるいはわたしの知らない人間だったらそりゃぁ彼の言葉を信じるだろうけど、でも、請け負った責任を果してない、あるいは請け負った仕事を途中で断る術を忘れた状態について言及された時には、どう答えるのだろうか? そう何度も使えないネタだというのにね。

 すくなからず、まだ怒りは治まってません。


2002年 1月 5日(土)

新年会欠席


 「またれんらくつかなくなりました、どうなってるんでしょうかねぇ」怒りなのか呆れなのか、クライアントの電話の口調に抑揚がなくなる。こちらも「ハァ、ソウデスネ。アシタニデモマタカチコミカケテミマショウカ? ワカイノツレテ」などと同じように抑揚のない事務的な声での応対。だんだん口調が荒くなるのは解っているので、なるべく抑えて抑えて、そう言う感じで喋るのにだんだん疲れてきている。ただ、クライアント相手にぶちきれた日には、とりかえしのつかないことになるので、とにかく耐えるしかない。すると、相手先の方もそれを察知してくれたのか、「ホント、いろいろ続いてますよねぇ。でも、気にしないでください」と、とうとう慰めの言葉をかけられるようになる。
 あやうく涙腺が緩みそうになっている自分に気がつく。自分が仕事人として、つまりは物書きのはしくれとして禄を食むようになってから誓っていたこと、そうあるべきと思っていたことを根底から覆えされた挙げ句に、そいつは何喰わぬ顔でいま、自分と同じ空気を吸っている、いや、この空気の中にそいつが吐いた息が混ざっていることを意識した途端に、急に息が苦しくなってきた。「………………」急に声が詰まる。「もしもし……、じ、じゃあ、これからこちらからも連絡取ってみますので。引き続きよろしくお願いいたします」この時の『引き続き』という言葉に安堵したのは、他に較べようもないものだった。
 電話を切ったあと、事情をよく知らない連中が不審そうにこちらをながめる。「あのぉ、江戸川乞食さん? 新年会、どうします?」怖いものに近づいてしまったかのようにヤラレが声をかけてくる。わるい、オレは欠席させてもらう、いま酒……いや、キチガイ水を入れると大変なことになる自信しかないから……。そう答えるとヘンに好奇心を持ったのか「なにかあったんですか? 年末にぃ」と追加質問。口に出したいのを堪えて、事情は他のヤツに聞いてくれ、フィルターがかかる分安全に聞けると思うから。とだけ答える。安全って単語におびえたのか、ヤラレが小さくうなずく。「じゃあ、行ってきます」はい……。事務所の扉が閉まったあと、大きなため息をつく。

 みんなが出ていったあと、間髪入れずにこんどは携帯電話が鳴る。「もしもし、ごしゅじんさまぁ、おひさしぶりぃ。あけましておめでと〜♪」電話の向こうから葉月の声。「…………。ごしゅじんさまぁ、もしもしぃ〜?」……あはは、おめでとう。「う……、もしかしてあたしぃ、まずいときに電話かけちゃったぁ?」いや、大丈夫。久しぶりに耳当たりのいい声を聞いたから、びっくりしてただけ。……まずい時ってのはしょっちゅうだからね。「まだ、片づいてないんだぁ?」ああ、でも心配しないでいいよ、これはもうどうなるって問題じゃないから。「でもでもぉ、……ねぇ、ごしゅじんさま、そんな調子じゃぁ、あたしまだ実家に引っ込んでた方がいいかなぁ?」いや、かまわないよ、……むしろいてくれた方がいいかもしれない。「あはっ……。あたしって、いてもなにもできないのにぃ? それでもいいのぉ?」いろいろやってくれてるよ、お前の無防備な笑みに何度救われたことか。「ありがとう、ごしゅじんさまぁ。それじゃあ早いうちに帰るから待っててねぇ☆」話たいことはあるけど、どうせ愚痴になっちゃうので、愚痴を笑い話に加工できるくらいになるまでは、葉月に話さないでおいたほうがいいかもしれない。そんな気がしてきた。


2002年 1月 4日(金)

普通の会社は


 きょうあたりが仕事始めなんだけど、完全週休二日制があたりまえになりかけている昨今、今日出てあしたからまた2連休なんて愚かなことを社員にさせるような会社は少ないと思いたいのと、昨年迂闊なことを口走ったために、他の事務所の人間よりも早く仕事始めをしてしまった失敗を踏まえて今年は7日から起動ということを宣言しておいたのが正解か。裏を帰せば、毎年1月はあんまり忙しくないのでいつ仕事始めにしても構わない所はあるんですけどね。
 さしあたって年始回りをするかといえば、これがしない。本当はする気でいたんだけど、今年一発目に鳴った事務所の電話の内容が内容だっただけに猛烈な鬱状態に……。

 はい、賢明なる皆様にはすでにご理解いただけたと思いますが。「原稿を年末に郵便で送った」と豪語して「原稿あがったんだからいいだろう」的な口調でなんだかんだと言ってた彼が送ったはずの郵便物がクライアントの指定する事務所にも、本社にも届いていないというかなり焦った口調でかかってきたせい。しかも、ライターではなくクライアントの方から……。今月一杯もつのかなぁ、わたしのメンタル面……。


2002年 1月 3日(木)

江戸川2日目


 電話投票でもいいから参戦しておくか? と一瞬だけ思うが、年末の口座管理が止まっている状態で口座から金をつまんだため、いったいいくらまで使えるかが解らないのでやめておく。迂闊に赤字にした日には有担保コースなので定期預金を勝手に解約されたあげくに電話投票会員の権利まで剥奪されてしまうというキビしさ。すでに一回迂闊にも残高不足をやってしまっているので、ほとぼりがさめるまでその手のしくじりは避けねばいけない。しかたないので実家でも戻って年金もらってるはずの親父とおふくろからいい年こいてお年玉でもせびりに行こうかと思って電話をすると、電話にでたのは妹。つまりはお年玉をせびりに行こうとすると自動的にお年玉をふんだくられることが約束されていることが判明、電話口の妹の声が「おまえには用はない、用があるのはぽち袋に入った金だけだ」という風に聞こえてくる、ついでにいえばツルはいらねぇ、最低富士だ……。とも聞こえてくる。うまくはぐらかしながら家の連中の消息を尋ねると、親父はすでに江戸川へ逃亡とのこと。まさか昔みたいにめいっ子たちのお年玉を強奪していってねぇだろうな、と尋ねたら。逆にふんだくったせいで江戸川にいなければならなくなったとのこと。あ〜あ、1レースから打ちに行けば取ってつけたように行き違いができたのにねぇ。などと考えるが既に手遅れ。少ない種銭でどこまで踏ん張れるか、遠くからみつめてあげよう。で、実家に来るのか? と聞かれ、親父が江戸川に行ったのかどうかの確認だけ、と答えて電話を切る。通話が途絶える直前の妹の声が「この甲斐性なしのクズ野郎」と聞こえたのは気のせいか、はたまた被害妄想がなせる技か?
 これで正月休みの間は実家にはいけないことが確定、いままでの例からすると確実に妹夫婦はダンナの仕事始めか、めいっ子たちの学校が始まる頃まで居すわるので、行ったら最後、間違いなくお年玉をふんだくられるのでいくのをやめる。

 「あれ、実家帰るつもりでした電話じゃなかったんですか?」と奥の方からプラモを作ってるヤツの声、まぁ、舟券買わないのに舟券以上の金が飛ぶようなところには、いまの精神状態じゃいけないよ。と答えてパソコンの前に。

 でなにげに見てしまうのが競艇オフィシャルウエブの出走表。江戸川2日目は10Rの締切直前。メンバーはこんなメンツ。

10R 予  選          H1800m 電話投票締切予定15:35
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艇 選手 選手 年 出 体級  全国   当地   モーター  ボート  今節成績 早
番 登番 名  齢 身 重別 勝率 2率 勝率 2率 NO 2率 NO 2率 123456見
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1 3407道見数成33東京54B1 5.17 34.44 5.08 30.19 19 38.12 21 38.92 1
2 4085荻野裕介22東京51B1 4.62 26.76 3.43 21.43 31 27.34 14 43.98 3 5
3 3313本吉正樹36東京56A2 6.02 39.84 5.73 34.85 70 40.96 50 41.21 41
4 3857阿波勝哉28東京52B1 4.69 26.19 5.46 40.00 38 26.32 23 33.33 1 3
5 3066田中定雄41宮城52A1 5.63 36.96 5.88 38.89 11 35.33 34 39.73 4
6 2763桑原淳一45東京54A1 6.18 44.74 6.34 42.25 34 36.07 40 37.35 5      4

 ありゃ、456を買わせたいのかなぁ、江戸川の番組屋。156234みたいな進入を期待しているのかねぇ……、でもこれって簡単に動けるわけもなく、結局はいつもの枠なり123/456の進入は本吉行けずで道見のイン逃げでしょう。多分番組屋がもってきた問題のつもりであろう阿波勝哉は江戸川に関していえば偽アウト屋で、西尾照雄や引退した芝田隆のように勝率下がることわかってて江戸川でも6コース6着上等という筋金入りの日本一弱いアウト屋ではなく、日本一中途半端なアウト屋なのは成績が物語ってる。江戸川複勝率40%は6コースで稼いだのではなく全コースから稼いだ数値だから騙されないでよお客さん☆ 6コースの勝率なんか西尾以下なんだからぁ。と予想屋よろしくパソコンのモニタに向かって話しかけてもレスポンスなしなのはとうぜん。そんなわけで、とうぜんながら4コースカドからまくりに打って出た日には2コース分1Mに近いからそれでも阿波のターンスピードならまくり殺せるかどうかっていうレベルの喧嘩。ただ、そのあと後続を千切って逃走できるかといえばぜったい無理。だからアウト屋に転向しても勝率あがらないし、むしろ下がってるありさま。もう練習期間は終わってるよ、阿波クン☆ 確か1000円くらい使っても大丈夫だよな……、そんなコトを考えながら画面はインターネット投票画面へ。あ、やっぱり残高は3万円のまんまになってら。……しかし、どのタイミングで残高情報を口座からあつめてるんだろう? 気になってしかたがない、朝イチ振り込みが反映されてたり、朝イチ入金が間に合わなかったたりとかハッキリしない点が多いのも事実。まぁいいや、1000円だけつかってみようっと。

 道見のイン残しに阿波追走、場合によっては阿波先行も道見にもってかれる。3着? 田中定雄といきたいところだけど、11月からの田中に見るものなし。級別判定期間末期のボーダー線上にいないと田中定雄の無茶レースはみられない上にA1昇格しちゃったのでここでは消し。残りは6コース桑原と3コース本吉だけど、正月開催で客層考えれば6の3着のほうが売れるはず、本吉と桑原の知名度を天秤にかけたらどっちも傾かないくらい軽いか、年寄り比率によっては桑原の方が上。荻野はここでは単なる浮遊物

 1−4−3・6 各5枚

 オッズを見てると確かに1−4−3より1−4−6の方が売れているように見えたけど、なんかちょっと目を離したスキに1−4−3のほうに人気が偏る。あれ? 江戸川2日目じゃあ、もうみんな地元で打ってるのかなぁ? ってな展開。
 はたしてレースは阿波が仕掛けて道見が残して道中荻野が転覆失格でそのあおりか、道見が抜いてアタマ、そのまま転覆艇発生のお約束で一本棒ができあがり1−4−3で確定は1900円。ありゃりゃ、20倍切っちゃってやんの。でもまぁ、当たったからいいか?

 で、引き続き11Rでも打とうかと思ったけど、払い戻し金の支払いタイミングが不明なので困ったところ。
 まず種銭を引いてから払戻金を振り込むのか、払い戻し金を入金してから種銭を引くのか、あるいはつかって引き落とす予定の種銭総額といま口座に残ってる残高をコンペアして帳尻が合ってたら払い戻し金の振り込みを実行するのかが不明なので怖くて打てない。
 なくなく予想だけしておしまいにする。

11R 記者選抜          H1800m 電話投票締切予定16:07
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艇 選手 選手 年 出 体級  全国   当地   モーター  ボート  今節成績 早
番 登番 名  齢 身 重別 勝率 2率 勝率 2率 NO 2率 NO 2率 123456見
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1 3696白井友晴29埼玉49A1 6.47 43.97 6.51 46.15 28 31.03 61 33.95 2      3
2 3681山谷 央28東京54A2 5.74 36.25 5.98 40.35 29 36.54 12 34.34 3      4
3 3236田上 晋39東京49A1 7.60 67.39 5.25 33.33 69 30.34 45 33.73 13
4 3440大西源喜32千葉55A2 5.90 41.46 6.06 44.62 71 35.54 57 30.97 2
5 3902蜷川哲平24東京53B1 5.33 39.73 5.63 36.84 26 34.19 32 45.16 2      5
6 3185佐藤雄治42神奈55B1 4.76 22.62 5.08 32.20 55 28.57 64 31.41 14

 記者がおもしろがって選抜、ではない番組。内側のケンカを邪魔しない配慮が施されてていて、唯一問題になるのが2コース山谷の動向、ちょっと前走成績を見ると6コースからトップS切ったにもかかわらず、イン桑原に抜かれて2着。つまりはモーター悪い? 腕に関して言えば江戸川は乗れるはずだから。

 1234のケンカだけど、モーターだめなら山谷オミット。134のケンカで、白井のイン失敗を加味すれば外の出番も考えられる。蜷川? いえいえ、完全ノーマークで最内差しに構える佐藤雄治です☆

 本命 1=3−2・4 穴目 3=4−1・6

 結果はまじで白井がイン戦しくじったらしくきっちり消え、3−4−6は23130円の万舟。くそ、新年一本目のさ3連単万舟を引き抜き損ねた。もう寝ます、ぐぅ……。


2002年 1月 2日(水)

だらだらとテレビ


 つまんねぇ〜。昔「バカがつくってあほが観る」という声を何度も耳にしてたけど、やっぱり情報なんかが欠落している「バラエティ」って呼ばれる番組の質の劣化ってのは正月番組であったとしても同じなんですねぇ。
 画面の向こうで、画面のこっちの人間を置いてきぼりにして遊んでるような番組見て、本当に楽しいのかなぁとか思ってしまうのは、もしかして異常なのか? そんな感じがしてきた。だったら楽しんでみましょうか? ……10分経過……。死亡
 あわてて近所のレンタルビデオ屋へ流れ込むけど「貸出中」の札がのきなみズラり。のぉぉぉっ! じゃあ引きこもりやめて江戸川にでもいくか!? 時計を見たら14時回ってる。のぉぉぉぉっ!!
 しかたないんで事務所へ行って、ブロードバンド配信のくそ面白くもない無料映像を一通り見てしまうありさま。
 実は、光回線をひっぱってきたら、おまけでコンテンツがたくさんついてきたけど、ほとんどが有料☆ 無料の映像はたいがいが「100メガショック」を前面に押し立てただけのプロモーション映像ばっかし。それでもかなりの時間がツブれたのでOK。夜に実家に帰らなかったヤツが事務所へやってきてダラダラモードなバカオトナが二匹。
「あした、江戸川いくかぁ?」「いいです、プラモつくってますからぁ。江戸川乞食さんはぁ? ど〜するんですかぁ?」「おめーがいかねぇんだったらいいやぁ、種銭もたりないしぃ」
 ダメ人間が二人に増えた。


2002年 1月 1日(祝)

あけましておめでとうございます


 今年の新年は事務所で迎えてしまいました。年末に抱えた例の騒ぎが原因なのはいうまでもありませんが、事務所にいたからってどうなるってものでもないのは解ってるんですが、外に出る気にもなれないし。ついでに大阪へいきそこねたこともあって、静養というか、ひきこもりの気分でも体験してみようかな? なんて気になって事務所開きの予定な7日まで休養を兼ねたひきこもりでもと考えてしまいます。まずやること、規則正しく不規則な生活をする。とにかくPSOへ逃避し、姿を見るものすべてをもってして『すでに……廃人か……』とおもわせるくらいのだめっぷりをこじらせてみる、正月休みと世間で言われているものを逆手にとって、普段やりたくてもやれない、あるいはやってみたいけどやったら問題ありな行動に走るのも手かなぁと……。一瞬でも考えてしまうのも廃人への第一歩?
 年末にけじめのつかない年は年が明けたとは思えない、習慣を自分の理由以外でブチやぶられさせられたという点では、やはり今年が明けたとも思えない。そういう気持ちがそうさせているのかとも思うけど。
 他に時間を使わない、と決めたら。時間って、売るほど余るんですね……。なんかそんな感じがしてきた。

 余談、12月31日は大阪に行っていたらことしも蒲郡へ行く予定でした。だってねぇ、東京からは三角、で、なぜか年末の住之江から排除されてる野中が斡旋されてたんですもの。で、結果はっていうと。

12R    優勝戦            H1800m 晴   風 北   3m波  1cm
                          スタート  レース  決まり手
 着 艇 登番  選 手 名 モータ ボート 展示 進入 タイミング タイム  逃げ
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 01 1 3726 桂 林   寛  55  34  6.45  1  0.05   1.45.0
 02 2 4013 中 島 孝 平  52  35  6.46  6  0.24   1.46.0
 03 6 3912 川 原 正 明  64  24  6.49  3  0.10   1.48.1
 04 5 3202 三 品 隆 浩  38  32  6.40  5  0.16   1.48.7
 05 4 2291 野 中 和 夫  15  57  6.40  4  0.13
 06 3 3256 三 角 哲 男  53  29  6.49  2  0.05

    単勝  1      290
    複勝  1      210 2      280
    2連単 1-2    1100 人気  3
    2連複 1-2     820 人気  2
    拡連複 1-2     160 人気  1
        1-6     500 人気  9
        2-6     620 人気 12
    3連単 1-2-6   5720 人気 20
    3連複 1-2-6   2850 人気 14

 いかないでよかったかも知れないという気になりかけている自分が怖い。このメンツだったら、かなりの高確率で456着の裏3連単を的中させる自信しかなかったので。


 本年も競艇恐怖新聞社、ならびに江戸川乞食をよろしくお願いいたします。