1M、2M

ターンマーク(ブイ)のこと


2連対率

  1. 2000年10月13日より舟券に「3連勝式」が発売され、選手級別基準の一部が改正されることとなり、現行「複勝率」と呼ばれている1,2着回数を全出走回数で割ったものが、この名称に変更となる。
  2. この改正は、2000年11月1日から施行され、2001年7月1日からの級別実施期間より適用される。
  3. いずれにせよ、客にとっちゃいつまでたっても複勝率って言われ続けるでしょうけど。

3連対率

  1. 2000年10月13日より舟券に「3連勝式」が発売され、3着までが舟券の対象となるため、選手級別基準の一部が改正されることとなり、現行の1、2着回数に加え、3着回数を加えて出走回数で割ったものが、この名称となる。
  2. この改正は、2000年11月1日から施行され、2001年7月1日からの級別実施期間より適用される。
  3. すでに客の間では「3着率」という名称で話題に登っており、おそらくは客の間では「3着率」という言葉でおさまりそうな予感もある。

3周2M差し

  1. 決まり手の一つ。これが決まると半数以上の客はウラ目を食う。
  2. 決まり手の中でもっとも客が納得いかないもの。

A級選手

  1. 平成7年(1995年)前期よりA級選手も2班に分けることとなった。
  2. 平成10年(1998年)後期よりいろんな理由でA1級選手が不足し、それまでA1級15%、A2級20%であった、A級選手の定数がA1級20%、A2級20%に変更された。
  3. 平成12年(2000年)10月13日より舟券に「3連勝式」が発売され、3着までが舟券の対象となるため、選手級別基準の一部が改正されることとなり、とうぜんのように級別基準も改正された。
  4. 「3連勝式舟券」の発売に伴うこの改正は、平成12年(2000年)11月1日から施行され、平成13年(2001年)7月1日からの級別実施期間より適用される。
  5. あげくの果てに平成13年(2001年)5月1日の競走から適用されるスタート事故によるあっ旋辞退期間の改正により、級別審査対象期間内における必要最低出走回数に関する規定まで変更された。この規定に関しては平成14年1月1日の級別実施期間からの適用となる。
  6. 出走回数50回(平成13年4月30日までは70回)以上の選手で、複勝率(2連対率)30%以上、3連対率40%以上、事故率0.70以下の選手のうち勝率上位がA1級に格付けされ、SG、GIクラスの開催を中心に斡旋されることとなる。定数は20%
  7. 出走回数50回(平成13年4月30日までは70回)以上の選手で、複勝率(2連対率)30%以上、3連対率40%以上、事故率0.70以下の選手のうちA1級を除く勝率上位者がA2級に格付けされる。定数は20%
     
  8. 原則としてA級選手はA1級・A2級とも斡旋日数は月15日(3開催)とされ、SG・GIの斡旋を受けることができるのは原則としてA1級のみとされている。
  9. 艇界の頂点、ただしご多分に漏れずA1でもA2でもロクデナシとクズがいる。


B級選手

  1. 平成10年後期よりいろんな理由でA1級選手が不足し、それまでA1級15%、A2級20%であった、A級選手の定数がA1級20%、A2級20%に変更されたため、定数55%だったB1級があおりを受けて定数50%に変更された。
  2. 2000年10月13日より舟券に「3連勝式」が発売され、3着までが舟券の対象となるため、選手級別基準の一部が改正されることとなり、とうぜんのように級別基準も改正された。
  3. あげくの果てに平成13年5月1日の競走から適用されるスタート事故によるあっ旋辞退期間の改正により、級別審査対象期間内における必要最低出走回数に関する規定まで変更された。この規定に関しては平成14年1月1日の級別実施期間からの適用となる。
  4. 出走回数40回(平成13年4月30日までは50回)以上の選手で、複勝率(2連対率)15%以上、3連対率20%以上、事故率0.70以下の選手のうちA級格付けされた選手を除く勝率上位50%の選手をB1級、A1、A2、B1のどの級にも属さない選手をB2級に格付けする。
     
  5. 原則としてB級選手の斡旋はB1級は月10日(2開催)、B2級は月5日(1開催)とされている。とうぜん、追加配分などによる日数の変化は存在する。
  6. B1級はいわゆる中堅どころと新進気鋭が混然としているクラス。
  7. 上記の通り、級別基準ではB2級はA級、B1級にもあてはまらないという表現をしているが所詮は艇界の底辺。デビューしたてで勝率のつけようのないど新人と、八項適用を免れたいがため、出走回数を減らして自らの選手生命を伸ばそうと画策するヘタクソな中堅とロートル、F事故で事故点突破(事故率0.70以上で適用)野郎、ケガなどで出走回数不足の選手などがごっちゃになっているので確かに順位などがつけようがない。
  8. そんな事情を詳しく知らない客にとっては単にB2級は「クズ選手捨て場」と言われるが、八項適用を避けて選手生命を維持するくらいだから、それなりにB2級という格付けでも選手としては居心地がよいらしいく、なかなかこの級班から出て行かない選手が多いため、こんどは「四期通算勝率」などで脅迫して追い出そうと画策している。
  9. 選手登録を抹消された(退職勧告、任意引退含め)選手も選手あったことは一生ついて回るものらしく、一度足を踏み込んだら二度とこの世界から抜けられない秘密結社的なシステムなのか、物故、殉職、任意引退、退職勧告などで水面から去り、ファン手帳からその名前が消えても、登録番号と氏名は欠番にならずB2級に格付けされた状態で名簿に残っている。




C級選手

  1. 競艇開闢期である1954年(昭和29年)より、1988年(昭和63年)5月1日適用分以前まで存在していた選手級別決定基準での最低ランク、現在ではA1級・A2級・B1級・B2級の4ランクであるが、それ以前はA級B級C級の3ランクだった。
  2. 現在のB2級と当時のC級では基本的な部分では似てはいるが、現在のB2級とは差があり現状のB2級と同じ扱いの選手や、時期によっては級別判定期間中であっても事故率やF数によって、原級にいるまま競走場への斡旋日数をC級と同等に制限するような処分が下されており、天下の彦坂もF禍によって期間中のC級と同等の斡旋制限を受けた経験を持っている。
  3. 転じて、オールドファンの口から出てくる言葉として現在でも聞くことができるが、現在ではB2級以下の選手という意味で選手を揶揄する言葉になっている。




F持ち

  1. フライング持ちのこと。
  2. バカ。ドジ、ヘタクソの称号。スタートに失敗し、0秒以前にスリットを通過してしまった早漏野郎に押される烙印。
  3. 一期(6ヵ月)の間こう呼ばれる事になる。罰則はF1回目が30日の斡旋保留、2回目が60日の斡旋保留だったが、上瀧を筆頭にSG看板級の相次ぐフライングに業をにやし、1999年後期よりついにF1回目2回目とも30日に短縮された。
  4. と、フライング休みの規制を緩和してみたところFが減るどころか、ますます増えてしまい、ただでさえ売り上げの下がっている現状に、田頭実を例外としてほとんどの選手がF1・F2で一般戦に顔を出してS行かず惨敗と一般戦本命党なお客に申しわけが立たなくなったせいか、緩めた規制を再び厳しくし、2001年5月1日の競走から施行し、2002年1月1日の級別実施期間から適用される審査対象期間内のフライング辞退期間を F1 30日→40日 F2 30日→60日 F3 60日→90日(以降+30日)と再び厳しくした実に本末転倒な改定。
     
  5. で、きびしくしたのはいいけれど、相変わらずフライングしまくるA1級選手が後を絶たず、またしてもG1どころか一般戦にA1級の駒が足りないというような笑えない状況に陥ったせいで2004年5月にふたたび1999年後期以前のF1 30日 F2 60日 F3 90日(以降+30日)に戻すこととなった。
  6. 改正後、当然ながら3回目以上だと辞退期間の累積が180日に増え、晴れてカタギに戻るチャンスが増えたかと思いきや、それじゃ本末転倒とばかりに、A級昇格、維持に必要な出走回数を1期70走→50走と大幅に減らしたという有り様で、実質F2まではあんまり変わらないような気がする。確かに物忘れの激しいお客には簡単に忘れ去られてしまうくらいの期間休まなければいけないのだが、デメリットとしてはその程度で、それが選手にとってなんのデメリットがあるのだろうか?
  7. レースの格によっても厳しい罰則がおまけについてくることになるのだが、2004年以前では、内規で処分していたものを2004年5月よりSG・G1戦での準優戦・優勝戦でのフライングに対して狂気の沙汰ともいえる罰則をつけるようになった。  
  8. その狂気の罰則は次の通り。
    ・SG競走の優勝戦におけるスタート事故者への罰則をスタート事故を起こした次のSG競走から12ヶ月間SG競走への選出除外。
    ・準優勝戦(賞金王決定戦のトライアル及び順位決定戦を含む)におけるスタート事故者への罰則をスタート事故を起こした次のSG競走から4つのSG競走への選出除外(ただし、賞金王決定戦は除く)。
    ・G1競争の優勝戦におけるスタート事故者への罰則を出場辞退期間終了後、当該事故1回につき6ヶ月間のG1競走の選出除外。
    ・G1競走の準優勝戦におけるスタート事故者への罰則を出場辞退期間終了後、当該事故1回につき3ヶ月間のG1競走の選出除外。
    ・追加コンボとして、SG競争の準優・優勝戦・賞金王決定戦全レースでFを切ると、もれなくG1に適用される罰則もついてくるというありさま。
  9. 「F1発100万の損失」とは某有名選手の名言だが、SG・G1準優・優勝戦でのF1発は数千万の損失になってしまうことになる。こうなると記念の準優優勝戦は、よっぽど酔狂な選手がでない限り全レース枠なり3/3、平均ST20を切ることはないのではないかと思う、なにかレースの楽しみを奪われた気がするのは気のせいか。  
  10. 競艇独特のスタート方法である『フライングスタート』を採用している以上、フライングは避けて通れないものであるにもかかわらず、そのフライングの存在を否定するかのような改正はいかがなものかと思うし、そんなにスタート事故が恐いのであれば、フライングスタート方式を廃止してゲートスタートにする方がずっとマシ。事実競艇黎明期ではゲートスタート方式の試験開催も行われていたと聞く。当然それが定着しなかった理由は北原友次翁の言葉を借りるまでもなく、競艇は左回りでインが圧倒的に強くなってしまうという点があったためである。もともとイン有利のハンデをアウト艇が速度差で克服するための加速時間だということを忘れてもらっては困る。




G1

  1. 昭和63年度(1988年度)より艇界にも採用されたグレード制の1ランクでSGに続く上位2番目に格付けされたもの。
  2. このカテゴリに属するものは、周年記念、施設改善記念(現ダイヤモンドカップ)、競艇名人戦、新鋭王座決定戦、高松宮杯(住之江競艇場限定)、地区選手権、G2格付けより昇格したモーターボート大賞、女子王座決定戦がある。
  3. 平成15年度以前の過去5年で一番G1が多く開催された年が平成12年度で、その年の開催内訳は周年(24場)、施設改善(6場)、モーターボート大賞(5場)、地区選手権(6場)、新鋭王座決定戦・女子王座決定戦・競艇名人戦・高松宮記念(各1場)の全45開催だったが、ここ数年、施設改善記念を実施要項をクリアしている競艇場が減り、施設改善競走分だけG1開催は減ってはいるが、それでも年間39開催ということは、単純計算でも毎月どこかで3場所以上G1が開催されていることになる。
  4. 原則としてA1級選手に参加資格があるのだが、A1級の選手が平均230人前後ということを考えると、出走可能選手に較べ、G1の数が多すぎるのではないだろうか?
  5. G1競走の優勝者には、賞金の他にSG競走等への優先出走権を与えられるものもある。そのせいで上位格のSGに名前以外の格差が少なくなってきているような気がしないでもない。




G2

  1. 昭和63年度(1988年度)より艇界にも採用されたグレード制の1ランクでSG・G1に続く上位3番目に格付けされたもの。
  2. このカテゴリに属するものは、G1に昇格してしまったモーターボート大賞、女子王座決定戦、廃止されてしまったランナ王者決定戦を除くと、競艇祭(大村限定)、秩父宮妃杯(びわこ限定)の2つだけになっている。
  3. 大村競艇場限定の競艇祭は、以前は5年に1度の開催であったものがなんでもかんでもSGにつなげようと考える愚かな政策のあおりをうけ、G2格付けされたレースがG1昇格されてしまい、G2開催がまったくない年なども発生したせいか、2000年6月の改正により競艇祭を毎年開催するようになってしまった。
  4. あげくの果てに競艇祭の毎年開催と同時に、とってつけたかのようにびわこ競艇場に新G2競走として『秩父宮妃記念杯』の設立が発表され、優勝者には『宮秩父妃杯』が下賜されることになった。
  5. しかしこの秩父宮妃記念杯、かつてはびわこ競艇場のG1競走に冠せられた名称であり全場がG1競走に名称をつける以前より、びわこ競艇場独自で冠していた継続性と由緒の正しい名称であったが、それを捨ててまで格落ちG2にその名前を冠するというのは、おそらくはびわこ競艇場側の意思ではなく、競走会側に圧力っぽいのをかけたのではないかと勘ぐりたくなる。
  6. その証拠に、大きな冠を失ったびわこ周年記念の新たなネーミングは『びわこ大賞』という非常にあっさりしたものであり、ともすればなげやりともとられる淡白なネーミングで、G1の軽視と取られてもしかたないような気がする。
  7. せめて近江八景賞とか、湖国王座戦とかびわこっぽい名前をつける気力すら失うくらい急に決まったのでは? などと勘ぐってしまう。
  8. 表向きはG1に準じるメンバーで行われることになっているが、優勝者にはG3よか高いけどG1よりずっと安い賞金だけが与えられるだけでSGなどへの優先出走権などがなく、挙げ句にA2級選手はおろか、B1選手でも無条件で斡旋できるので冷静に考えたら権威もな〜んにもあったものではない。




G3

  1. 昭和63年度(1988年度)より艇界にも採用されたグレード制の1ランクでSG・G1・G2に続く上位4番目に格付けされたもので、グレードの中では最下層。
  2. このカテゴリに属するものは、新鋭リーグ・女子リーグ・各競艇場間で協賛するスポンサーがつく『企業杯』、そして廃止されてしまったランナリーグがある。
  3. また、2006年度からはMB大賞(G1)へのトライアルレースとしてこのグレードに格付けされたMB大賞トライアルレースが設立された。このトライアルレース、MB大賞を開催する当該競艇場がその開催の1、2ヶ月前にG3格付けされたトライアル戦を行い、そのトライアル戦の優勝戦3着までの選手をMB大賞へ追加斡旋するというもので、このトライアルで優勝戦3着まで生き残ればB級在籍でもG1競走への出走が初日から(四国地区選手権は別として)可能となる、が何節か消化した場をみると、イメージ的にはA2選手救済イメージが強い斡旋内容と結果になっている。
  4. G3格付けされた開催の優勝賞金は200万円(平成15年現在)だが、G3格付けされていない一般タイトル戦でも江戸川などでは『準記念』と称してG3なみの賞金をつける『一般戦』も定期的に開催されており、G3格付けの意味がいまいちはっきりしない。
  5. などと考えたら、この先一生SGはおろかG1すらあやしいような選手に、ちょっとだけ箔をつけさせてあげよう、この開催に優勝したらキミもグレードレーサーだよというような余計なおせっかいで無理やり格付けしたような存在にもとれ、権威もへったくれもあったものではない。




KYOTEI

  1. 海、河川、湖、専用プールなどに作った一周600mのコースを選手が乗艇する6艇のモーターボートが競争して、順位を競う競技で。観客はその順位を予想し、各勝式にしたがった舟券を購入し、その購入された舟券の総額より25%を控除した金額を的中票数により按分した1票あたりの配当金を確定させ、予想の的中者に的中舟券と引き換えに配当金を払い戻す法的に認められた公営による賭博。
  2. ↑のはずなのだが、ここ数年のCI戦略などにより賭博色がかなり薄まり、モータースポーツの延長線上のものか中央競馬のデッドコピーのような媚を売ったモノになりさがっている。
  3. 枠なり・全艇スロー進入・単騎カマシ・カド選手のチョロ差し、まくり不発。
  4. 悪い意味で「水の上では先輩も後輩もない」
  5. 半世紀にもわたるバクチとしての歴史を一気にぶち壊し、それによりギャンブルでもモータースポーツでもないいびつなシステムに成り下がっている。
  6. 「俺達は『競艇』を打ってるんだ! 『KYOTEI』なんてバクチは知らねぇ!」あるオールドファンの魂の叫びは、水面の遥か向こうに消えていく。




L持ち

  1. 出遅れ持ちのこと。
  2. ノロマ。グズ、ヘタクソの称号。スタートに失敗し、1秒以内にスリットを通過できなかった愚か者に押される烙印。
  3. 1期(6ヵ月)の間こう呼ばれる事になる。罰則はL1回目が30日の斡旋保留、2回目も30日の斡旋保留。3回目以上は晴れてカタギに戻るチャンスがあたえられる。




MB大賞

  1. 言うまでもなくSGに格付けされているモーターボート記念とは似て非なるもので『モータボート大賞』が正式名称。但し、斡旋メンバーはSG・GIに準じるため、どの開催も斡旋メンバーを見たらあまり変わらないような気もしないでもない。
  2. 以前は競艇場の施設を改善し、その改修金額が施設改善記念競走(現ダイヤモンドカップ)を行うには施設改善投下金額が足りない場や、当該競艇場の人気テコいれ政策として実施されたG2に格付けされた競走であった。
  3. GIに格付けを変更された後は開催基準が改正され、上記G2時代と基本的な条件(売上増加など)は似てはいるが、その年度に施設改善記念や地区選が行われない競艇場で行われる競走へ変化した。
  4. 現在では、G2競走時代の各場による立候補制を踏襲し、それら立候補した場を含めた候補地をモーターボート競走会が年間5場を指名し、開催日程等を割り当てている。




SG

  1. 中央競馬が先行してそれぞれのレースの格を明確に表すようにしたのをきっかけに、競艇界も昭和63年度(1988年度)よりそれまでの「特別競走」「準特別競走」という表記からグレード制を採用し、競走に格付けを行うこととなった。
  2. スペシャルグレードの略で、競艇の中では最高の位置にランク付けられている競走がこのカテゴリに入る。
  3. グレード制の採用により、各レースに明確なランク(格)付けが可能となった。
  4. 旧4大競走と称された、鳳凰賞(現総理大臣杯)・笹川賞・モーターボート記念・全日本選手権(ダービー)の他に、平成15年度現在ではグランドチャンピオン決定戦・オーシャンカップ・競艇王チャレンジカップ・賞金王シリーズとそれに付随する賞金王決定戦も1997年よりSG扱いとまるで中年オヤヂの下腹のように年々膨張し続け、全部で8大競走になっている。
  5. 1年はいうまでもなく12ヶ月しかないので、8つもSGがあると、ほぼ毎月のペースでSGが開催という感じになっており、SGタイトルの重みが薄れてきているのではないだろうか?
  6. 毎年、SGの開催地は各場の立候補により開催候補地を決め、その立候補した競艇場を、観客の収容能力やSG競走に付随するイベント等の企画、本場への交通アクセスの利便性、サービス等を総合的に判断して全モ連が開催地を決定することとなる。
  7. が、年々規模も大きく、レース以外の部分でのイベントがだんだん競艇本来の部分から離れてきているような開催が目立ち、競艇場・胴元自身が持つ資金力とハコの大きさによって、いまの競艇場間の格差を考えるとおのずと開催可能な場所が限られており、「またあそこかよ?」という声も聞こえ始めている。
     
  8. 平成18年(2006年)1月1日現在、8大競走と呼ばれているSG競走の開催条件と斡旋規定は以下の通り。なお「年度」を使用しているため、4月〜翌年3月を1年間とみなす。


    (補足)平成18年度(2006年度)より、SG競走への優先出走権は以下の3件へ変更
    ・賞金王決定戦優勝戦出場者6名
    ・前年度のSG覇者
    ・当該競走直前のSG覇者

    ・笹川賞競走(開催時期5月)ファン投票(A1級が対象)、選考委員会の選出、前年のグランドチャンピオン決定戦競走、オーシャンカップ競走、モーターボート記念競走、全日本選手権、競艇王チャレンジカップ競走、その年の総理大臣杯競走の優勝者が出場可能。

    ・グランドチャンピオン決定戦競走(開催時期6月)過去1年間のSG優勝戦の完走者、SG予選での得点上位者、前年のグランドチャンピオン決定戦、オーシャンカップ競走、モーターボート記念競走、全日本選手権、競艇王チャレンジカップ競走、その年の総理大臣杯競走、笹川賞競走の優勝者が出場。

    ・オーシャンカップ競走(開催時期7月)国民の祝日「海の日(7月20日)」を記念して設けられた競走。前年のモーターボート記念競走からその年のグランドチャンピオン決定戦の優勝者、前年のオーシャンカップ競走の優勝者、過去1年間のG1競走の優勝戦出場者から出場。

    ・モーターボート記念競走(開催時期8月)開催場以外の23場からの推薦選手、開催施行者の希望、前年の全日本選手権、競艇王チャレンジカップ競走、モーターボート記念競走、その年の総理大臣杯競走、笹川賞競走、グランドチャンピオン決定戦、オーシャンカップ競走の優勝者から出場。

    ・全日本選手権競走(開催時期9月)年間勝率上位選手。前年の競艇王チャレンジカップ競走、前年の全日本選手権競走の優勝者、その年の総理大臣杯競走、笹川賞競走、グランドチャンピオン決定戦、オーシャンカップ競走、モーターボート記念競走の優勝者が出場。

    ・競艇王チャレンジカップ競走(開催時期11月) その年の1月1日から10月31日までの獲得賞金額上位者から選出される。

    ・賞金王決定戦競走(開催時期12月)その年の1月〜11月までの獲得賞金上位12名で行われる優勝賞金1億円(平成10年度)の賞金王決定戦競走。他のSGと違い、4日制トライアル3戦で決定戦上位6名を決定する。また、特典として初日トライアル出走表に名前を連ね、無事スタートできさえすれば、転覆失格しようが勝率通りに出ない腐れモーターに頭来て2戦目以降を帰郷しようが翌年開催されるSGへの優先出走権が転がり込んで来るはずだったのだが、12人しかいない晴れ舞台でも事故点を土産に帰郷してしまった選手がいたせいで、施行者が怒り狂ったのかは不明だが、2006年の第21回以降、全SG優先出走枠は決定戦を走った6名だけの特権になってしまった。

     (おまけ)賞金王シリーズ戦競走(開催時期12月・賞金王決定戦競走と併用開催)惜しくも? 賞金王決定戦競走出場基準から漏れた13位〜60位までの選手によるSG戦で、賞金王決定戦と同時に発足したが、第1回、第2回は一般戦競走、第3回〜第5回はG2戦扱い、第6回〜第11回はG1扱い、第12回以降よりやっとSG競走として定着した。SGでありながら優勝賞金はG1優勝賞金に毛の生えた程度。ただSGに格上げされたせいで、優勝者には他のSG優勝者同様に賞金王を除く他のSG戦への優先出走権がもらえるというせいもあって、いろいろな暴言がファンのみならず選手からも聞こえ、2000年(平成12年)の平和島競艇場での賞金王シリーズ優勝者・吉田隆義選手(登番第3231号・愛知57期)が優勝インタビューで『来年は 本 物 の S G で優勝できるよう頑張りたい』と言い切り、物議をかもした。そのタタリかは知らないが、翌年の吉田隆義は鳴かず飛ばずで賞金王シリーズにすら出られなかった。


    ・総理大臣杯競走(開催時期3月)前年1月〜12月の優勝回数上位の選手、前年のSG、G1の優勝者が出場する。その年最初のSG戦とよく言われるが、競艇は年度で運営開催されているため、実はこの総理大臣杯がその年度末の開催。




あいさつ

  1. 競艇場では、気が立っているオケラが多く、また、名前知らぬが顔なじみという連中が多いため、独特の挨拶がまかり通っている。
  2. しらん奴が見ると、ケンカをしているように見えるが、競艇客のほとんどは冷静に言葉を選ぶほど学も余裕もないため、ケンカ腰な言葉もある意味、符丁に近いものと暗黙に了解している。
  3. 最近はその辺を理解できない小僧が多く徘徊し、いきなりキレて乱闘になり、警備員の手を煩わせている。手を出したら負けなのに……、実に困ったもんである。
  4. 以下は基本文例。
    オケラ1 『やい、コンチクショーッ!! まだ生きてやがったか!?』訳)Hello! How are you?
    オケラ2 『オゥ、コンニャロー!! てめぇもまだヤラれたりてぇねのか!? で、どうでぇ?』訳)I'm fine, and you?
    オケラ1 『ケッ! おめぇほどヤラれちゃいねぇよ!』訳)I'm fine too, thank you.



赤フン

  1. 日本古来の下着で、ここ数年またブームを呼んでいる長い布で最近は「クラッシックパンツ」という商品名で売られているものの中で赤く染められた種類を指す。
  2. かつては5Mポール上に張られた空中線の三角形の旗を指す言葉だが、最近はめっきり効かれなくなった。
  3. 80(85)Mポール上に張られた空中線の中間(場によってはイン側)あたりにブラ下げられている赤色の四角い標識札で、形状からそう呼ばれている。スロー艇(あるいは1コース艇)の進入限界を制限、あるいは目安線として付属されており、当該艇がこの札を越えてより右側を走ると待機行動違反となる内規もある。



朝メン

  1. 1レース、2レースを走るメンバーの事。
  2. ガラクタとドシロートの競争なので穴があきやすい。



足(アシ)

  1. モーターの加速や旋回力をあらわす言葉。自動車のようにミッションが存在しないモーターの水面でも加速感を選手は強い弱いで表し、自分の戦法に応じた足の調整を行う。
  2. モーターの状態はおもに出足、伸び足、回り足、行き足で評価される。一般にはイン屋なら出足、まくり屋なら伸び足、差し屋なら回り足と行き足が大切になる。まくり艇が多く、1M激しい展開になることの多い現代の競艇では特に回り足にも注目しておきたい。  
  3. 待機行動からレバーを握りこんでの加速感や、いちどレバーを放して減速したあとに再度握りこんでの加速感を「出足」という  
  4. 最高速度までの到達時間の短さ、つまり加速の鋭さを「伸び足」という  
  5. ターンマーク旋回時の遠心力や、他艇の引き波による失速からの回復の早さを「回り足」という  
  6. ターンマークを回ってからの加速感を「行き足」という




アタマ違い

  1. 舟券の外れ方の一つ。2着3着、2着4着など1着選手を当てられなかった状態をさす。
  2. 一番人気の選手とは違う選手から狙って行く舟券攻略の一つ。




斡旋

  1. 選手のメシの種、これがなくちゃどうしようもない。
  2. 自分の所属級(A1、A2、B1、B2)によって賭場へ呼ばれる日数やレースの格が変わる。
  3. 原則として、A級選手は月に15日、B1級選手は月に10日、B2級選手は月7日の斡旋が保証されているが、Fなんか切った日にはB2級選手はおまんま食い上げ。




斡旋拒否

  1. 「てめーなんざ二度と来るんじゃねぇ!!」スタンドで叫ぶ客の代わりに競艇場の施行者が叫ぶと選手は本当に来れなくなる。
  2. 「こんなところ、二度と来てやるもんか!!」と選手が叫ぶと、その競艇場からお呼びがかからなくなってせいせいするらしい。
  3. 選手が拒否する理由としては以下の理由があるらしい。
    ・波が出るから怖い
    ・主催者の顔が怖い
    ・宿舎にお化けが出る
    ・ただなんとなく
  4. 全選手の中で斡旋拒否をされている人数の多さは江戸川競艇場がダントツで、ピーク時には半分近くの選手に斡旋拒否をされていた。
  5. かつては半年に1度、選手会を通じて各場に出していた斡旋拒否の提出を忘れて大嫌いな波がたくさん出る江戸川周年に斡旋された植木通彦、新鋭の頃に『桐生競艇場がどこにあるのかわからない』という理由で斡旋を拒否した上瀧和則など選手側からの斡旋拒否には悲喜こもごもであった。
  6. しかし、平成13年(2001年)以降、選手側からの斡旋拒否が不可能となってしまい。困ったリーマン選手が取った手としては、斡旋を受けておきながら『家事都合』とかいう曖昧な理由でドタキャンをして出走を回避したりする芸当を覚え客の不興を買っている。
  7. 施行者側からの拒否理由としては以下の理由があるらしい。
    ・重大な内規違反
    ・周回誤認などで客を騒がせた
    ・お行儀のわるい子
    ・ただなんとなく
  8. 平成18年(2006年)現在、競艇場側からの斡旋拒否がいちばん多い選手は山室展弘選手(登番・第3070号・岡山51期)と言われており、岡山支部所属にもかかわらず地元の児島競艇場からも斡旋拒否を受けている。




斡旋保留

  1. 連合会の規定による斡旋保留と、F休みは選手会による自主的な斡旋辞退(保留)のニ種類がある。
  2. 連合会の規定による斡旋保留は、8項抵触による6か月間の斡旋保留を指す。
  3. この連合会の斡旋保留と斡旋辞退の期間が重複した場合に限り連合会の斡旋保留が優先される。
  4. この間に警察に逮捕されると、職業欄は「無職」と書かれるらしい。
     
  5. とうぜん無職状態なので、一期F3のペナルティで半年間レース斡旋辞退を選手会から食らった阿波勝哉は日雇い土方をやって糊口をしのいでいたそうだ。



アジャスト

  1. スタートタイミングに併せてスピード調節すること。
  2. 競艇のスタートではスリットを全速で通過し、そのまま1Mに突っ込んで行くのがベストだが、Sが速すぎると思った場合などにレバーを放してスピードを落とすこと。
  3. Fした選手が「S放ったのに間に合わんかった」とか、SG優勝戦ではかつては荘林、最近では烏野や上瀧がコロコロ負けるたびに「S放ったのがすべて」と言い訳するのでよく分かる。




あったかい

  1. 気温や温度が程よい状態。また金銭が十分ある状態を指す。
  2. 転じて、八百長っぽいレースに一枚噛めた状態、または見事に八百長っぽいレースに有り金してやられた時の捨て台詞にも使われる。
    用例:「いまのあったかいよなぁ」「で、とったのか?」「いや、もってかれた」
  3. 死語に近い状態ではあるが、明治生まれ〜団塊以前の競艇客の間ではいまだに使われている言葉である。
     
  4. 語源は、いまのレースに八百長が『あったかい』? とも言われている。


穴場

  1. 競艇場の何処にでもあるブラックホール。その吸引力は恐ろしく、金はもとより家、山、田、畑、妻、娘までが吸い込まれると言う
  2. 所により紙キレを放り込むとお金になって吐き出されたり、諭吉ひとりが漱石10人になって戻ってくる。
  3. やはり金を握り締めた手を突っ込んで口で買うのが競艇ってものではないでしょうか?




安定板

  1. 強風によって波が高くなると艇の安定性を保つためにこのプロペラ上部の水面付近に「安定板」と言われるアルミ製のフィンが装着される。
  2. 安定板の装着により、水面へのくいつきがよくなり波水面でも艇が安定するのだが、その代償としてスピードと旋回性能が激減するため、全速ターンが効きにくくなり、更にインが強くなる。
  3. 江戸川では水面の特殊性によって他場に較べて装着率が圧倒的に高く、安定板使用は珍しくもなんともない。
  4. 平成12年3月の浜名湖総理大臣杯で、浜名湖にしては珍しい強風高波浪により安定板着装という条件下でレースが行われ、安定板慣れしている東京の矢後剛がイン逃げで優勝したが、そのために一発屋扱いされるハメになってしまって現在に至っている。




行った行った

  1. インコース2艇がそのまま逃げ切りで1,2着入線すること。
  2. 二人の世界。予想屋の合言葉は「一本書き」




いつのまに

  1. スリットの段階では1着はおろか、3着もまずいのでは? というスタートを切っておきながら、3周回ってみたら2着はおろか1着に届くような道中追い上げを見せる状態。
  2. その逆に、どうみてもできたと思えるような艇差でアタマを走ってた選手が3着にも残れない状態もいう。
  3. 1の選手の代名詞が加藤峻二、2の代名詞的な選手はほとんどの女子選手に当てはまる。




一発屋

  1. 1回だけ激しくスポットライトを浴び、以降はそのまま消えて行ってしまうような歌手、俳優などを指す。
  2. 常にマケモトで大駆けをする選手、当然決まればアタマ。決まらなきゃどべ。
  3. 予選の間は着外に沈み続け、最終日や忘れた頃に大駆けして穴を開ける選手で、この手の一発屋は女子に多く、混合戦での阿波連二美子、尾崎朋美、潮田浩子などが有名。
  4. SGなどのビッグレースを強奪し、以降何十年に渡ってSGはおろかGIすら満足に取れない挙げ句にSG・GIへの斡旋のなくなってしまった選手を指す。
  5. 東京支部を例にとれば記念級の代名詞は三角哲夫・野澤大二、一般戦級の代名詞は飯田清・大塚信行・ベテラン選手で言えば田中定雄と荒川昭ということで競艇恐怖新聞社的には認定している。




インがわり

  1. スタートで遅れたセンター、アウト艇が大逆転を狙って最内に切り込んだ上に一気に差し込む戦法なのだが、成功率が異様に低い。
  2. 平成5年戸田笹川賞の優勝戦、1.野中 2.長嶺 3.大島 4.池上 5.兼島 6.岩口。進入213/654で5コース兼島だけが一人ドカ遅れ(.36)。既にインがわりを狙って舳先が内側に向きかかっているスリット写真が残されており、見る者の涙を誘う。(このときのSTは内側から 06.08.10.12.36.08)
  3. 定説では1艇身以上遅れたセンターアウト艇には勝負権がないと言われているが、最近の傾向では3周回るうちに追い上げが効き、アタマを奪ってしまうようなレースもあるのだがインがわりで差しきった選手は全く見られない。




イン逃げ

  1. インコースを走りターン、そのまま逃げ切る戦法。
  2. 競艇の決まり手の中で一番ポピュラー。




内田和男

  1. 主に関東以外で開催されるSG、GI競走の実況で耳にすることが多いが、本業は尼崎競艇場の実況アナウンサー。
  2. 北島興アナウンサーを嫌いだと言う人を見たことがないが、彼に関しては賛否両論で、好みが別れている。
  3. 残念ながら関東三場では内田アナが好きという客にであったことがない。
  4. 競艇の実況ににプロレス的要素をねじ込んでしまった大罪人、おかげで勘違いしている実況アナが全国に増殖中。
  5. 数年前の住之江賞金王決定戦では、松井=野中で勝負して年を越せなくなってしまった客が大多数を占める住之江のスタンドに向かって植木コールを強要し、さんざん罵声を浴びたにもかかわらず、それでも懲りずに翌年も植木コールを強要した根性は買いたい
  6. 口が回るのはプロのアナウンサーとしてあたりまえだとしても、選手のキャッチフレーズをまくし立てた上、それに酔いしれているうちに3周2M差しでアタマが変ったり、集団フライングなどが起こると簡単に絶句してしまうのだけは勘弁して欲しい。
  7. 選手のプライバシーをベースにしたキャッチフレーズだけはやめて欲しい。
  8. 誤解なきよう、筆者は基本的には中立です。だって、舟券握ってレースを見ていたら実況なんか全然耳に入ってませんのでぇ……。




ウラオモテ

     
  1. 1着はオモテ、2着はウラと呼ぶ。
     
  2. 転じて連勝複式のこと。
     
  3. 連勝単式で2番人気の選手を軸にして買う買い方を指す。
    例:『このレースは1が人気で1−3本線だけど、ウラの3からウラオモテで買いだな』



ウラ目

  1. 舟券の外れ方の一つ。連勝単式で一着二着が逆に入った状態。
  2. 当然舟券は紙屑。




営業キャビ

  1. 激しい失速を伴わないキャビテーションのこと
  2. 3周2Mで3着艇が2着艇を差そうとして不発に終わる状態で、先行している艇が自分の同県の先輩であったり、前レースで自分が先着した場合のキャビテーションをこう呼ぶ。
  3. 抜く意思がまったくない選手が『最後まで抜く努力はしましたよ、でも最後でキャビって失速して差しきれませんでした』というエクスキューズをするために、派手に水を吹き上げてキャビテーションをおこす場合もこう呼ぶ。
  4. 多摩川や尼崎などの静水面の1M、もしくは江戸川や平和島、津などの2Mなどで多く発生し、客の目から見て、先行する選手を楽に抜ける腕があるはずの上位級の選手が、どうみてもキャビテーションをおこす訳がないという場所でキャビテーションをおこす状況が目立ち、客のうがった目がそう呼ぶ




エビス買い

  1. 「蛭子買い」とも書きます。
  2. リクエストが来たので書きます……。避けてきたのに……。
  3. 漫画家・蛭子能収氏の買い方で、本命党ではない氏の独特の戦法で、人気薄の選手を中心に10点〜20点近く購入する買い方。不思議と30通りしかない買い目なのに競艇の場合平均配当は1000円台なので、10点程度の買い目なら黒字になる可能性が高く、勝負師であることを捨てれば儲けられそうな戦法でもある。
  4. 絞って外すくらいなら可能性のある目は全部買っておけという、半ばヤケッパチな買い方に見えるが、荒れ場には絶大な破壊力を見せることもあり、一度くらいはみなさんも20点とまではいかなくても、絞りきれなくて気がついたら10点以上買っていたってこと、ありませんか?
  5. 質問・三連単が全国で発売されたら、蛭子さんは100点くらい買う予定があるのでしょうか?(江東区・江戸川乞食) 回答:蛭子さんはマークカードを塗るのが下手らしいので、5枚も塗ったらもうお手上げだそうです。




オール

  1. ボートに標準装備されている究極兵器。エンストなどで航行困難になってしまった場合、これを使って舟を安全な場所へ退避させる。
  2. 待機行動中強引な位置取りをする選手に対して、一回だけ振り降ろすことが許されていたら、もっと迫力がでるかも。




オールドファン

  1. 永年に渡り破産、オケラ続きの貧困による窃盗、強盗、詐欺などの犯罪、借金苦からの自殺、無理心中、蒸発などで消え去ることがなくモーターボート競争の発展に寄与し産た人々。本来ならこの人達に感謝状なりファンサービスで厚遇するべきである。
  2. そこまでは行かなくても、競艇が原因で身を持ち崩した回数がそれだけ多い人々。




追い込み

  1. 消費者金融・ヤミ金融などの貸金業者が貸し倒れを防ぐために、返済の遅れた者に対して強引な取り立てをすること。
  2. 競馬の決まり手で、ゴール前最後の直線を全力で抜け出し、ほとんどすべての馬を一気にかわして勝つことを狙う戦法。
  3. 最近の新鋭リーグや、女子リーグの決まり手に増えてきた決まり手「抜き」の結果を見ると、抜きというよりも、追い込みという表現を使ったほうが適当というようなレースが増えてきているのは問題である。




往復ビンタ

  1. 右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ、というまでもなく右の頬を平手で打たれたあげくに返す刀で左の頬を打たれる状態。
  2. 恋人関係が破綻し、恋愛の終了を告げる言葉の代わりに女性がよく使う技。
  3. 競艇場でやられ、その帰り道にパチンコ屋やナイター開催の3競オート。果ては非合法賭博場で完膚なきまでに負けること。  
  4. JR総武線錦糸町駅前から大井競馬場行きの無料送迎バスがでており、夏場は江戸川競艇場からの無料バスを降りると、そのまま歩道橋下のはとバス乗り場へ向かい、大井のナイター競馬へ向かうお客の姿が目立ち、夏の風物詩になっている。オケラは賭場が開帳しているかぎり往復ビンタは避けられないという例でもある。
  5. 2002月7月、平和島競艇場に併設されていた平和島クアハウスが一大リニューアルしBIG FUN平和島となり、規模の大きなパチンコ屋がテナントに入ったせいで、大井のナイター競馬と合わせて平和島競艇場では入場者の8割が往復ビンタを避けられなくなってしまっている。




大時計

  1. 正式には「発走信号用時計」と呼ぶ。
  2. 博打打ちには舟券の寿命をカウントダウンされ、選手にはFLの烙印を押す準備をする時計。




オケラ

  1. 舟券が全然あたらず、所持金をすべて穴場に捨ててしまった状態
  2. 人生の落伍者。
  3. もう、競艇やめたら?




起こし

  1. レース開始後、ピットから離れた選手は待機行動から進入コースを決めるだけではなく、助走を付け始める地点を選択して加速を始める状態。
  2. スタートラインから100m地点からの助走開始ならば「100からの起こし」と呼ぶ。
  3. 選手のコメント。「起こしのアシがかったるい」「起こして付いてこない」というのは助走開始時のモーターの初動が良くない事を指す。
  4. 加速開始時に艇の舳先が浮き上がる状態から出た言葉といわれている。




お地蔵ターン

  1. モンキーターン全盛の昨今、敢えて昔ながらのターンを行なう選手のターンをこう呼ぶ。
  2. 新美恵一のターンの形がその名の発祥とされている。
  3. でも早い奴はモンキーよりずっと早い。




オズの魔法使い

  1. 穴党最大の敵。締切3分前に現れる
  2. 「1.植木 2.服部 3.大西英 4.濱野谷 5.水野要 6.山崎智」という番組で3−5のオッズがいきなり130倍から一気に35倍まで下落する現象。
  3. いませんか? この不景気の中でも他人の金のようになりふり構わずに1レース10万単位で舟券を買ってるお大尽。そう、そう言うオッズを狂わす人のことです




おトボケ

  1. 一番人気の選手がその人気に応えず着外へ沈むこと、あるいは戦法の一つ。
  2. 東京の長岡茂一が得意とする戦法。




オバケ

  1. 超抜と言う言葉では表せないほど調子のいいモーター
  2. 彦坂郁雄、野中和夫
  3. ドがつく万舟配当
  4. 万舟万張り的中




おみやげ

  1. 旅行先や外出先から家などへ持って帰るその土地の産物。
  2. 迷惑なもらい物を指すことば。風俗嬢や援交女からうつされる性病などのこと。
  3. 最終日、成績不振な遠征選手に有利な枠を与えて勝ちやすい番組を組むこと。
    用例:『ちぇ、こんなクズにおみやげやる必要ねぇだろ。なんだよ、このレースのメンバーはよぉっ!』
  4. 転じて最終日にFや選手責任のLや転覆、妨害失格など事故点がつくことを選手の側からもおみやげと言う。




オレオレ詐欺

  1. 「おれだよ、おれ。」と電話をかけ、電話に出た者がうっかり「○○ちゃん?」などと問い直すと、「そう、○○。実は事故にあっちゃってお金が必要になった。すぐにお金を振り込んで。」などと言い、指定した銀行等の口座に現金を振り込ませるやり口からその名前がついた“詐欺”行為。
  2. 優勝戦インタビューなどで「優勝は俺だ」「絶対優勝します」「エンジン節イチ、俺が負ける理由はない」などと大口叩いて優勝戦で大敗を喫し、客に被害を与える選手のことを指す。
  3. オレオレ詐欺の常習犯と呼ばれる選手の筆頭は上瀧和則、山崎智也が有名で、この二人による被害総額は計り知れない。




怪獣図鑑

  1. 社団法人全国モーターボート競走会連合会が発行する競艇ファン手帳の俗称。
  2. 前期・後期の年二回発行で、その時点の選手登録がある全選手の級別を含めた全データを網羅している便利な手帳で、競艇恐怖新聞社でもかなり重要度の高い資料でもある。
  3. 当初は選手の氏名だけであったが、1998年前期版あたりから装丁が変わり、選手の顔写真まで掲載されるようになり、俗称がさらにリアリティを増した。
  4. 手元にある怪獣図鑑の選手成績資料を見ると、1994年前期版では真ん中のページが40期の西和則(登番2793)であったが、2003年後期版では65期の高山秀雄(登番3448)であり、約10年で25期分シフトしているのをみて無意味に隔世の感を思うという自虐的な楽しみ方もできる。
  5. パソコン時代の到来を迎え、CD−ROM版でも提供されるようになったが、こちらは選手の写真がカラーであり、なおさら怪獣図鑑らしくなってきている。
  6. ザザーン、バリバリ・・・、今日もどこかでオケラたちの怨嗟の声を聞きながら怪獣たちが舟に乗って水上を走っている・・・。(ケイブンシャウルトラ怪獣図鑑風にかけばこんな感じ?)






  1. 選手の現在の順位やキャリア。
  2. 当然レース中に格上だからと優先される訳ではあまりない。




勝たせ番組

  1. その節の看板選手を優出させる目論見で、有利な枠を与えたりあからさまな格下の相手をぶつけ連対率が上げやすくし、最終日に最低でも選抜戦、あわよくば優勝戦に乗ってもらおうとするような番組をさす。
  2. 江戸川においてはこの恩恵にいちばん浴しているのが石渡鉄兵といわれているが、あまり番組屋の期待に応えていないような気がするのは気のせいか?
  3. 競艇場に古くからあるファンサービスの一環。2連単時代についさっき競艇を始めたばっかりのお客でも1点折り返しで当たるような2者だけが抜きん出た実力をもつ選手に有利な枠をあたえ、明らかに腕も格も劣る選手4名をぶつけるような番組をさす。
  4. 実際、ある競艇場では前日に『○Rが取りやすくなってます』とアナウンスをすることも日常的に行われており、予想新聞に『番組屋の意図』というコラムが成立するような場もある。
  5. いうまでもなく当たることは当たるが、当然のように配当は低い、しかし間違いなく銀行の預金利息以上の払い戻しが約束されている以上、客の購入単価も上がる。とはいえ、博奕は水物なので意図に反した結果も出るが、そうなれば当然のことながら高配当。それを望む穴党もいるので、オッズが成立しているのである。
  6. 3連単主流の昨今、確かに2着までは番組屋の目論見通りに来るが、3着がもつれるというケースがかなり多く、選手自体も昔ほどアテにならないせいか、番組屋の意図した結果を生み出さないことも多い。




カッパ

  1. 日本古来から伝承される亀の甲羅を背負った緑色の肌を持った頭に水をたたえた皿を持つ水棲生物。子供などをその棲息地である河川に引き込み溺死させ、尻子玉と呼ばれるものを取り出して食料としている河童が有名。その他、地方によりさまざまな伝承がある。
  2. 病気、あるいは壮年性脱毛症などで頭頂部が円形に脱毛し、地肌が露出した男性(一部女性)にたいする差別用語的表現。
  3. 競艇場でにわか雨に襲われ、そのまま濡れてしまった状態。
  4. 使い方は頭がちょこっと濡れてしまった状態から、まさに陸に上がったばっかりのカッパのように全身ズブ濡れ状態まで広く指す。
  5. とうぜん、濡れてしまうということは帰路でタクシー代はおろかビニール傘を買う金すらもなく負けているという意味でもあり、『泣きっ面にハチ』の競艇客的表現として『オケラでカッパ』という言葉が生まれた。
  6. 婦女子の髪型のひとつでていねいに言えば「おかっぱ」、短髪で前髪、えり足、側面まで直線状に切りそろえた髪型、西洋風に言えばショートボブ。江戸川乞食的には直球ストライクどまんなかな髪型である。




確定

舟券が紙屑に変わる最後通告。



カド

  1. スタート時、後方に引っ張った艇の最内のことで、もっともまくりやすい位置。
  2. スローが2艇でカマシが4艇なら2対4、3艇対3艇なら3対3スタイル。1対5、5対1(単騎がまし)、全艇スロー、総がましなどもあり得る。
  3. 2002年より全国的に採用されたスタート展示により、江戸川のように4コースカド固定や、全艇スロー結局で枠なりや6コース単騎がましというような単調なレースが増えてしまい、スピードに乗せた豪快なまくり、まくり差しが減ってきて寂しい限りである。




カマシ

  1. 斜行して内側の舟のアタマを抑えつける戦法、やり方次第では反則を取られるのでヘタクソはできない。
  2. スタート時、後方に引っ張ること。




カブる

  1. 人気が一選手に集中する事。おトボケをやられたら全部穴配当。
  2. 選手の乗艇姿勢、思いきり身体を伏せた状態。当然、前が見えないので、接触したり、追突したり、挙げ句はターン失敗と言うマヌケも見られる。




記念

  1. 競艇のレース体系にグレード制が採用された昭和63年度以前、SGを含めた周年記念、施設改善記念、地区戦など現在のG1格付け以上の開催を総じてこう呼んでいた。
  2. 今では周年記念のみが「記念レース」と呼ばれることが多いが、オールドファンの間ではいまでもSG競走も「記念」と呼んでいることが多い。




期別

  1. 選手養成所の出身(卒業)期を表す。
  2. 数字が大きければ大きいほど転職の際ツブシがきく。
  3. 平成も二桁になり、全滅してしまった期も増えてきた。




キャビる

  1. キャビテーションの略。高回転で回るプロペラの回りに真空状態ができて空転し、舟の推進力が急激に失われた状態。主にターン中におきやすい。
  2. 管理解除後の選手が、まっすぐ家に帰らず、酒場や歓楽街へ消えていくこと。
  3. 最近の若い衆の頭の中もキャビってるらしい。




競艇

  1. 海、河川、湖、専用プールなどに作った一周600mのコースを選手が乗艇する6艇のモーターボートが競争して、順位を競う競技で。観客はその順位を予想し、各勝式にしたがった舟券を購入し、その購入された舟券の総額より25%を控除した金額を的中票数により按分した1票あたりの配当金を確定させ、予想の的中者に的中舟券と引き換えに配当金を払い戻す法的に認められた公営による賭博。
  2. 競輪に並ぶ日本の国技。
  3. 競艇は左回りじゃ!(c)北原友次




競艇場

  1. オケラ製造工場。
  2. 地方自治体の発展を影で支える偉大な娯楽施設。
  3. 全国に24箇所あり、身投げもしやすく出来ている。
  4. 福井県にある三国競艇場は近くに自殺の名所である「東尋坊」を持ち、全国で一番アフターサービスの整った競艇場と言われている。




競艇選手

  1. 日本で一番金を稼ぐ工員兼船乗り。
  2. エンジンの整備ができる上に舟にちゃんと乗れると言うだけで年収1800万円(1992年度平均)を稼ぎ出すことが出来る。
  3. 試験のあるプロ競技の中では一番選手になりやすい競技と言われていたが、最近は皆これに気がついたらしく競争倍率がここ数年ハネあがってきた。
  4. そのため「大学行く頭がないから競艇選手になった」とは某選手のセリフだったが、いずれは「競艇選手になれなかったから大学行った」という学生が出てくるかもしれない。
  5. 原則として競艇選手は『自営業者』扱いになるらしいが、ならば賞金に消費税は加算されるのであろうか? 狭い例なのだが、プロ野球球団横浜ベイスターズに所属する選手には球団側が選手個人個人を『自営業者』とみなしており、年俸に消費税5%をつけているそうだ。




グレード

  1. レースの格。上はSGから下はG3、一般戦まであり、それぞれ賞金の額が違う。
  2. 出場選手が限られており、パンイチ競争で選手達は、その限られた枠を争い、なおかつ、小銭も拾っているやっている。
  3. ……、これだけじゃ足りないという声があって……、く、詳しく説明させていただきますと、現在のようなSG、G1などの表記が始まったのが昭和63年度からで、それまでは単に「特別競走」「準特別」などと言われていたレースの格付けをはっきりさせるためであることと、選手斡旋上の優先順位をつけるために、格付けをはっきりさせる意味もあった訳です。たとえばある選手に2つの場から周年記念と一般戦の斡旋がバッティングした場合、当然ながら出走条件を満たしていれば上位グレードへ斡旋するのが当然ということになるわけで、同じSG、G1でも厳密に格差が存在しています。
  4. SG競走の場合は、総理大臣杯(鳳凰賞)>全日本選手権(ダービー)>笹川賞>モーターボート記念>賞金王決定戦>賞金王シリーズ>グランドチャンピオン決定戦競走>オーシャンカップ>競艇王チャレンジカップ
  5. G1競走の場合は、高松宮記念>競艇名人戦>新鋭王座決定戦>女子王座決定戦>地区選手権>周年記念>ダイヤモンドカップ(施設改善記念)>モータボート大賞
  6. G2競走の場合は、競艇祭>秩父宮妃杯(>女子王座決定戦・平成11年度G1昇格につき廃止>ランナ王座決定戦・平成3年廃止)
  7. G3競走の場合は、新鋭リーグ戦(>ランナリーグ戦・平成3年廃止)>MB大賞トライアル>女子リーグ戦>特別タイトル戦(企業杯)
  8. 一般競走の場合は、一般タイトル戦>ノンタイトル一般戦
  9. こう見るといかにアタマでっかちな形態になっているかが解ろうもの、当初の設定から10年以上経っている昨今、本気で見直しを考える時期に来ているのではないかと思うがいかがであろうか? 特にG2のテコ入れとして無理やり毎年開催に変更された競艇祭、由緒正しい名称を簒奪した秩父宮妃杯の凋落ぶりは目もあてられない。




群馬野郎

  1. 群馬支部所属の選手の蔑称。なぜか九州以外の競艇場で客の口からかならず出てくる古い言葉。
  2. 主に、いまだに競艇選手とスジ者との癒着を信じているオールドファンが多用しており、群馬の選手が人気をかぶっていながらトボけたり、人気のない時に来て大穴があいたときに発せられる。
  3. 実際は、競艇場内部有効の都市伝説みたいなものである。
  4. 「くそ、群馬野郎め! いまのに勝負がかかってたな!! ……そういえばメーター倒したままの群馬ナンバーの個人タクシーが駐車場に停まってたな……」こういうデマが群馬野郎という言葉が滅亡しない理由ではないだろうか? これと同じ内容の言葉は児島・丸亀競艇場でも聴けた。
  5. それでも不思議とどこへ行っても「東京野郎」とか「静岡野郎」とか「大阪野郎」とかいう言葉を一度も聴いたことがない。なぜ群馬だけ……?
  6. 考えてみよう。そんなに都合よくレースを自分でつくれるくらいなら、SGなんかいくつも獲れてるはずでしょう?




蹴飛ばす

  1. 特定の選手からの買い目を消すこと。
  2. イン艇が外から回って来た舟に接触してアウト艇を大きくふくらませること。




コーチ屋

  1. 頼みもしないのにアレコレと面倒を見てくれる人。だだし法外なサービス料を取るので近づかないほうがよい。
  2. 予想屋よりも的中率がいいと言う噂もある。
  3. 違法なので見かけたら警備員へ。




コジキ

  1. 食物や金銭を恵んでもらって生活する者。
  2. 競艇場の外向舟券発売所前で、地面を転がりながら『100円くれよぉ〜! なぁ100円ん〜!』と叫ぶジジィに対して尊敬を込めてこう呼ぶ。
  3. 意地汚い戦法で勝った選手への最大級の称賛




子供の買物

  1. 単勝式、複勝式舟券を指す。
  2. 3連勝単式舟券の発売により、2連単舟券も子供の買い物と呼ぶようになってきた。
  3. 先行して連勝複式、連勝単式の併用発売が可能となっている場では連勝複式をこう呼んでいることもある。




子供の時間

  1. 連勝複式で舟券を売っているレースの時間帯。
  2. 以前は連勝複式のみの発売が12R制なら6R、11R制なら5Rまでとされていたが、現在では3Rまで、そして連勝複式、連勝単式の併用発売が可能となっている現状では、やがてこの言葉も死語になるのではないだろうか?

    (死語認定につき項目削除)




笹川指令

  1. 万舟などの高配当がでた時に客がつぶやく。
    用例:「しまった、笹川指令がでたらしいな」
  2. 万舟は2連単のみでいえば年間平均360本出る、すなわち故・笹川会長の一声「一日一善」は、一日一回どこかで万舟が出ると言う意味にお客はとっている。




笹川良一

  1. ささかわ りょういち(1899−1991)日本の国技「競艇」を公営賭博として成立させた功労者。日本モーターボート競走会連合会会長・日本船舶振興会会長等を歴任、他にも日本傷痍軍人会・全日本空手道連盟・海の科学館等にも関与。
  2. 戦前は社会運動家として、雑誌「国防」を発行し、国粋大衆党を結成し昭和17年の翼賛選挙に立候補して当選、国会議員となった。いまでこそ当たり前のような経歴だが、当時は国策に迎合する候補者を「推薦候補」、国策に批判的な候補者は「非推薦候補」と名付けて警察権なども発動した選挙妨害が半ば公然と行われた中で、非推薦候補としての当選。その後A級戦犯として巣鴨プリズンに投獄され(……以下略)
  3. 世界一家人類兄弟・戸締まり用心火の用心
  4. ファンの皆様、ありがとうございます
    ファンあっての私であります。故に、年中無給無休で善を行い徳を積み、皆様のお金を有効適切に活用いたしております。このため私は、国連より世界でただ一人永世表彰をされたのをはじめ、世界最高の国連平和賞を受賞し、更には、国連笹川環境賞、国連笹川健康賞、国連笹川災害防止賞が創設される等日本の名誉を世界一にまで昂めました。その結果、競艇は各国の人々から世界一の慈善事業団体であると言われるようになりました。すべてファンの皆様のおかげであります。皆様の御事業、御家庭の限りなき御発展と御家族御一同の御健康、御長寿、御多幸をお祈りいたします。    青 年  笹 川 良 一
  5. 笹川良一研究に関しては佐藤誠三郎編「正翼の男」戦前の笹川良一 語録 (中央公論社)がお勧め。




差し

  1. イン艇(イン逃げ艇)の内側に切り込み、抜きさる戦法。
  2. 差しの種類と解説は以下の通り
    ・差し = ターン中に決め、ターン中あるいはターンマーク出口で先頭あるいは上位着順につけた場合。
    ・早差し = 初動から差し一本でハンドルを入れ、全速状態のまま差し切った場合。
    ・遅れ差し = 先マイした艇の内側に切り込み、バックストレッチで先頭あるいは上位着順につけた場合。 。
    ・まくり差し = 内側艇をまくった後、バックストレッチで他艇を差してトップに立つこと。
  3. ただし、確定後の決まり手はまくり差し以外はいずれも「差し」となる。
  4. イン競りをしてる2艇を一気に差すアウト艇を、火事場ドロボーとも呼ぶ。




先マイ

  1. イン艇がターンマークを1周1Mを先取りして回ること。
  2. イン艇以外が1周1Mを先取りする場合は、主に『先マクリ』という。
  3. ただし、2コース以遠からの差しにはこの言葉を使わない。





  1. 古来より、神と人を結ぶ媒体として、共同体の中での連帯感を高める手段として用いられていた。
  2. しかし競艇場では原則として選手も客も禁酒。酒気帯びもいけないらしい。
  3. 飲めば酔っ払う酔えば暴れる……。行き着く先は……。にもかかわらず、特観席の食堂でビールが飲める所が最近増えてきた。




さばき

  1. 先行艇が後続の舟に対してまくってくれば張りに行き、差しにくれば絞るなど、抜かせまいとする、あるいは抜きに出る為の駆け引きをさす。『捌き』と書く。
  2. 強盗、放火、寸借詐欺、子供のアメを横取りする、公園の水道の蛇口を開けっぱなしにして逃走する、競艇場で舟券を買わずにアンラッキーカードやスピード貧乏くじで当たってしまったプレゼント用のテレカを買い取ろうとするテレカオタク、ぶっさいくな女子高生の集団、SG優勝戦本場のマークカード専用窓口で100円玉を握りしめて『智也の単勝に100え〜ん♪』などとほざくクソバカ白痴女などの人道的に許せない悪逆非道っぷりに対しての報いで、こちらは『裁き』




三着選手

  1. 2000年10月13日より舟券に「3連勝式」が発売され、3着までが舟券の対象となるため、選手級別基準の一部が改正されることとなり、とうぜんのように級別基準も改正された。
  2. 2003年9月の段階で競艇恐怖新聞社的には、飯田加一、加藤峻二、阿波連二美子あたりを推奨しておきたい。




三連単

  1. 『三連勝単式』という。つまりは連勝単式が1着2着を正確に的中させるものであれば、これは1着2着3着を正確に当てて初めて的中となる。
  2. 平成12年2月の法改正により三連勝複式、拡大二連勝複式とともに発売が可能になった勝式で、組み合わせは120通りあるが、確率は結局、当たるか外れるかの1/2。
  3. しかし、3着2着1着のど裏目を喰った日には、そのまま水面に身投げしそうで怖い舟券でもある。
  4. こうなると予想新聞も『3着率』というデータが重要視されそうである。




三連複

  1. 『三連勝複式』という。つまりは連勝複式が1着2着に入着舟を順不同で的中させるものであれば、これは1着2着3着に入着する舟を順不同でも選択していれば的中となる。
  2. 平成12年2月の法改正により三連勝単式、拡大二連勝複式ととも発売が可能になった勝式で、組み合わせは20通り。なんとなく三連単と較べると組み合わせがかなり少ない気がしないでもないが、それでも確率は当たるか外れるかの1/2。ただし、配当は普通の連勝複式とあまり変わらないという気もちらほら。
  3. しかし、1着2着4着のど抜け目を喰った日には、やはりそのまま水面に身投げしそうで怖い舟券でもある。




事故率

  1. 級別対象期間内の事故点合計を出走回数で割ったもの。事故点はFと選手責任のLが20点、反則失格は15点。選手責任の転覆、落水、不完走、欠場などが10点。
  2. 2005年5月より、お客様や関係者への影響が特に大きい優勝戦におけるスタート事故による事故点を引き上げ、スタート事故防止を図るという錦の御旗のもとに事故点に関するルールが変更され、優勝戦におけるフライング、及び選手責任の出遅れに関して一般戦を含めた総てのグレードにおいて30点と10点引き上げることになった。  
  3. また、同時にいままでは内規で処理していた不良航法、待機行動違反に関しても、事故点2点を加算することとなった。
  4. 一期間の事故率が0.70以上の場合、勝率や複勝率(2連対率)、3連対率に関係なく次の期でA級の資格を失う。熊谷直樹や西島義則を例外、2007年8月現在通算F数88本の、一期間F3本通算8回の上島久男(登録番号第2447号・愛知30期)を例外中の例外として、事故点一杯でA級陥落どころか八項適用に手が届きそうな危ない選手はレースで無理をできないわけだが、選手にとってはレースを消化しなければ事故点が減らないというジレンマがある。
  5. 事故点の多い選手には後述の2つの呪文が容赦なく浴びせられる。




施設改善記念競走

  1. 競艇場の規模や売り上げ、賞金基準によって場内の大規模な施設拡張や改善を行った年度、ボートピアなどの場外発売所を新規に開設した年度、ナイターレースを当該競艇場ではじめて開催した年度のいずれかのうち、どれかの一つを満たした競艇場が開催ができるG1に格付けされた開催。
  2. 以前はそのまま直球で『施設改善記念競走』という名称で開催されていたが、1995年(平成7年)以降、「ダイヤモンドカップ競走」と名称が変更された。
  3. ここ数年は、全体的な博奕不況のせいか、大規模な施設改善を行う競艇場が減り、条件の緩いMB大賞の開催を行う場が増えている。




締切3分前

  1. 競艇場特設翻訳機つきスピーカーを通して聴こえる胴元のメッセージ。原文は「さっさと有り金全部吐き出せ!」というらしい。
  2. 売れ行きがいいと締切3分前状態が10分位は続く事がある。
  3. 電話投票、場間場外、ボートピアでの発売はこの時点で締切となるが、本場が嬉しがって締切3分前状態を10分も続けた日には場外の客のストレスが激しくあがり、警備員といざこざをおこす者もでてくる。




周年記念競走

  1. 競艇場の開設を記念して、各競艇場ごとに年に一度行われるG1に格付けされた競走。
  2. 以前は『江戸川競艇場解説○周年記念競走』というようにシンプルな名称の記念開催であったが、2000年(平成12年)以降、何を血迷ったのかグレードレースの再編成に準じ、競艇場ごとに名称をつけた開催になった。
  3. 各競艇場の周年記念のタイトルは以下の通りで、副題としてタイトルの前には『G1』タイトルの後ろには各競艇場ごとに『開設○周年記念競走』や『第○回周年記念競走』などという表記で開設何年目かを表示している。

    ・桐生競艇場  赤城雷神杯
    ・戸田競艇場  戸田グランプリ
    ・江戸川競艇場 江戸川大賞
    ・平和島競艇場 トーキョー・ベイ・カップ
    ・多摩川競艇場 ウェイキーカップ
    ・浜名湖競艇場 浜名湖賞
    ・蒲郡競艇場  オールジャパン竹島特別
    ・常滑競艇場  マーメイドグランプリ
    ・津競艇場   つつじ賞王座決定戦
    ・三国競艇場  北陸艇王決戦
    ・びわこ競艇場 びわこ大賞
    ・住之江競艇場 太閤賞
    ・尼崎競艇場  近松賞
    ・鳴戸競艇場  大渦大賞
    ・丸亀競艇場  京極賞
    ・児島競艇場  競艇キングカップ
    ・宮島競艇場  宮島チャンピオンカップ
    ・徳山競艇場  徳山クラウン争奪戦
    ・下関競艇場  競帝王決定戦
    ・若松競艇場  全日本覇者決定戦
    ・芦屋競艇場  全日本王座決定戦
    ・福岡競艇場  福岡チャンピオンカップ
    ・唐津競艇場  全日本王者決定戦
    ・大村競艇場  海の王者決定戦

  4. いずれにせよ「周年記念競走」のみ表記されていた時代から場によってはサブタイトルとしてつけていた名称がそのままメインタイトルに昇格した場や、あわててとってつけたような名称なども混在しており、いくつかの場はタイトルの変更もありそうである。
  5. かつてはその場の開場月に近い時期に周年記念を開催していたが、現在ではその年度のうちであればいつでも構わないという形になっている。そのため、年度と年の区別がつかないオケラどもが『今年はあそこおかしいぞ? 3月に周年やって9月にもまた周年だよ、よっぽど金にこまってんるんだな、あの競艇場』というような声も聞こえる。




賞典レース

  1. 1日のレースのうち半分ほど、「予選」「一般」などとは違う表記のある一般戦よりも賞金の高いレース、あるいは6着まで賞金の出るレースをさす。
  2. 各競艇場によって賞典レースの名称はまちまちだが、主に『一般特賞』『予選特賞』『特選』『記者選抜』などなどなにやら偉そうな名前がついているレースは賞典レースと考えてよい。
  3. 重大な内規違反、選手責任の失格、欠場などによりペナルティとして賞典除外の処分を受けることもある。また、選手自身が望めば賞典レースに組まれることもなくなる。当然ながら準優勝戦や優勝戦も賞典レースであり、賞典除外=準優勝戦・優勝戦への出走は不可能である。
  4. どっちにしても選手にとっての賞典なだけで、客には関係がなく的中したからといって配当に賞金が上乗せされる訳ではない。




女子リーグ

  1. いうまでもなく、女子しか出られないG3に格付けされたレース。
  2. 平成12年度からG1に昇格された女子王座決定戦に出るためのトライアルレース的色合いが強く、女子リーグ優勝者は優先出場、それ以外は女子リーグ戦の得点率順というルールである。
  3. しかし、何を血迷ったか平成13年度からは「登録16年未満の女子選手」というルールが加えられた。つまりは16年以上選手をやってる女子選手は「女子」ではないという遠回しな施行者のセクハラなのかも知れない。
  4. おかげで、女子リーグ戦の得点率順というルールが大幅に変更になり「過去1年間(前年1月1日〜12月31日)の出場100回以上勝率上位者というルールに変更されたせいで存在意義が問われそうなモノになっている。
  5. 発足当時は女子選手の技術の向上とか、競艇人気を盛り上げるためという大義名分があったようだが、平和島競艇場は売り上げの問題で殆どの年度で開催せず、江戸川も水面の問題で開催せずという年が増え、年間平均18〜20戦程度のリーグ戦となっている。




新鋭リーグ

  1. いうまでもなく、『新鋭』と呼ばれる選手をかき集めて競走させるG3に格付けされたレース。
  2. 実質的な「若手のSG」という感じのG1・新鋭王座決定戦のためのトライアルレース的色合いが強く、新鋭リーグ優勝者は優先出場、それ以外は新鋭リーグ戦の得点率順というルールであったが、平成18年度(2006年度)の開催より、「新鋭リーグ戦の得点率上位者」が、「年間勝率上位者」に変更となった。
  3. 大きな変更理由は、平成12年度に実施された改悪(出場資格はその年の1月1日現在で登録7年未満の選手だったものが、平成12年度(2000年度)より「6年未満」に短縮)のせいで、実力差が激しく開き、一般戦とどう違うというような出走メンバーで開催される新鋭王座戦がファンの目からみても問題視されていたものをやっと改善してくれたという感じで、事実、新鋭リーグのみでの出走権で開催された最後の新鋭王座戦(平成17年度・第19回宮島競艇場)での新鋭王座戦の出走メンバーの中に4点B級や半数がA2・B1級というありさまで、たまたま好モーターを手にした選手が、好成績を挙げて出てきたという感が極まった感もあった。
  4. ただし、新鋭王座決定戦に関して言えば、前年のSG競走に出場し、かつ新鋭リーグに出場した者も優先出場権は生き残っており、一部の性根が腐ったオケラが狙う一発屋の大穴という楽しみは辛うじて残っている。
  5. これもまたもともとは、新鋭選手の技術の向上とか、競艇人気を盛り上げるためという大義名分があったようだが、近年の新鋭戦は集団Fに集団転覆など売り上げに影響するようなレースが多発し、売り上げを削るような集団Fが半ばお約束のようなレースに高めの賞金が出せぬ競艇場や、平和島のようにバカみたいに握って回る連中ばっかりだと事故しか起きないような隠れ変態水面な競艇場が新鋭リーグの開催を拒み、年間20戦〜22戦程度のリーグ戦を開催している。




ジンクス

  1. 縁起の悪いもの。ケチのつくもの。(広辞苑より)
  2. 無学なオケラは競艇場に行くたびに出来るものだと思っている。
  3. 人にタバコの火を貸す。人に現金を貸す。後ろから背中を叩かれる。これらは古代より言い伝えられている「競艇場でやる(やられる)とツキが落ちる」と信じられているジンクスである。




人生指南

  1. 観客の選手に対する有難いお言葉。選手の将来を導き、同時に再就職の際の適正職業を示してくれる。
  2. 市川哲也がまだ駆け出しの頃、江戸川競艇場で展示航走中にエンストを起こした。その時、「その舟やっからそのまま広島帰って漁師でもしてろ!! どーせオレの金で買った舟だ!」というむちゃくちゃな人生指南が聞けた。




進入固定レース

  1. 艇番と同じコースからスタートしなければいけないレースで。標識ブイあり進入固定競走と標識ブイなし進入固定競走がある。
  2. 標識ブイあり進入固定競走の場合、スタートの時に2マークの近くに進入コースを示す標識ブイが六つ浮かぶ。選手はこのブイを右に見てスタートしなければならず、一艇でも進入を間違えるとレース(スタート)はやり直しになる。
  3. 昔このブイに乗り上げた選手がいて、当然出遅れ(L)扱い。
  4. 「え?競艇って枠順通りにスタートしないんですか?」初めて、江戸川以外に遠征した友人の第一声。
  5. 1996年に試験的に導入された全レース進入固定競走、進入固定競走によるGI戦も行われ普及させようとしたが、慣れてくると単調なレースと極端な配当、そしてなにより選手の個性を殺してしまうためKYOTEI化の第一歩となった天下の改悪とまで揶揄され、不評のうちに一時休止。現在は一部の競艇場で昔ながらに1日1〜2レース行われている。
  6. 標識ブイあり進入固定競走の方は全固定戦の休止と共に廃止されてしまった。
  7. 素朴な疑問「北原友次選手を進入固定の6コースに乗せてもやっぱり前ヅケをするのでしょうか?(埼玉県・外捲一発さん)」「回答:さすがに北原さんは選手ですからルールを守ります。でもやっぱり6コースでもターンマーク起こしですね(回答者・園蜩耐三)」
  8. 江戸川競艇場に対する蔑称でもあるが、結果的に枠なり進入になってしまう江戸川と最初から進入固定を強要されているレースを混同されては困る。
  9. そういうオケラに限って、江戸川の前ヅケジジィのイン強奪で出た穴を取り損ねて「つまんねぇ」とか言い出す。そういうオケラはどこの競艇場に行っても同じことを言うので蔵は建たない、いい気味だ。てめぇの当たらない予想を競艇場のせいにされたら善良な乞食が迷惑するってもんよ。




水神祭

  1. 新人選手が初めて1着になったとき、他の選手から競争水面にほうり込まれる荒っぽい儀式。
  2. 今村豊はデビュー戦で済ました。
  3. 勝ち方によってはムシロに巻かれて捨てられると言う話も……。




スジ舟券

  1. カド艇がまくり、その外艇が差すなり2段でまくってカド艇とその外艇でレースが決まることを差す。
  2. セット舟券などとも言う。




スタート展示

  1. 進入が読めないから当たらないし難しい、とか寝ぼけたコトをぬかすおろかなKYOTEIファンの声に後押しをされて、以前あったスタート練習をなるべく騒擾が起きないように規制を強めて平成14年(2002)年の8月5日を初日とする開催より採用された展示航走前のスタート練習に関するルールだが、現状では『競艇』が『KYOTEI』になってしまったことを痛感させるレースばかりしか見られない。
  2. 基本的なルールとしては、本番レース同様にピットアウト→待機行動→スタートを行い、進入コースと進入の深さ、内側艇との艇差などを加味し、審判委員長が各艇にスローグループまたは、ダッシュスグループに認定する。
  3. また、スタート展示でスロースタートしたグループおよびダッシュスタートしたグループ内でのコース変更は自由である。
  4. このルールを守らなかった選手は出走資格の喪失または失格とはならないが、内規により処分され、スタート展示で6コースであった艇がレースで1コースに進入した場合等はレースを一旦中断し、全艇ピットアウトからやり直しとなる。
  5. 『必ずしもレースとスタート展示の進入コースは同じとは限らない』……、昔ながらのスタ練のルールを採用し、この一文を強調したアナウンスを客にし続けていればいいものを、もともと学がないから選手や客をやってる人間相手にどんどん難解なルールを増やし、選手も混乱し、客もレースがつまらないという声が日増しに大きくなっていっている。
  6. 平成15年(2003)年4月4日の浜名湖競艇第12レースで、スタート展示に関するルールがきれいに破られ、本来ならレースをやり直さなければならないケースでそのままレースが続行されてしまった。その時のメンバーは1・玄馬徹(岡山)2・嶋田貴支(香川)3・服部幸男(静岡)4・一瀬明(神奈川)5・石野美好(大阪)6・吉田稔(群馬)でスタート展示の進入は枠なりの123456で全艇がスロー。迎えた本番レースで、6号艇の吉田稔が前付けでインコースを取ってしまった。ルールでは6選手を一旦ピットに戻して、レースをやり直さなければならなかったが、審判の判断ミスでレースはそのまま続行されてしまった。にもかかわらず、吉田稔には即刻帰郷処分と、当該競艇場の出場停止6か月という整備違反なみの処分が下されるという、審判すら判断に困るルールである。
  7. 吉田稔を人柱とし、翌月の5月にまたしてもルールが改正(改悪?)され、同様の進入を行った選手は、選手責任の出遅れ扱いとし、即欠場返還となるように規制された。
  8. にもかかわらず、同年7月22日の戸田で村田孝雄(埼玉・57期)が、9月25日の下関で粒崎雅二が愚かにもスタ展6コース→本番1コースという愚行を行ってしまっており、いうまでもなく即刻帰郷処分を受けている。(当然のように、競走成績では進入1コースで着順はL1=選手責任の出遅れ返還の処分)
  9. その後も、スローグループから離脱してダッシュグループに移行、あるいはその逆を行うような選手もうじゃうじゃ発生したせいで、2004年4月28日を初日とする開催から、進入に関してスローグループ、ダッシュグループの区分が撤廃されたが、相変わらず6コース回りの選手の1コースダッシュだけは欠場&出入り禁止のままという、現在のスタート展示ルールに至っている。
  10. 客も不満をつぶやき、選手も理解の範囲を越えて失格者を出しているくらい厄介なルールになってしまったスタート展示、今となっては『スタート展示で推理のKYOTEI』というキャッチフレーズがむなしく響く全場全レース進入固定競走以来の大改悪でもある。
  11. 確かにあてやすくなったのは事実だが、当たりやすいってことはあたらないって文句をたれていたその愚かなKYOTEI客以外も当たりやすくなるわけで、とうぜんながら配当が安くなってしまうのは当然の帰結で、高配当を謳ったはずの3連単でもあたりまえのように3ケタ配当が続出な挙げ句に、中穴配当の絶滅が全場で発生している。
  12. 愚かなKYOTEI客のわがままな戯言に乗っかって、ファンサービスという限りなく思考停止に近い大義名分をもって実施する競走会、こんな客と自分の首を締める愚かな行為をいつまでこいつらは続けるのだろうか?
  13. なぜならば、KYOTEI客の愚かで足りないアタマの中には、ギャンブルは当たりやすい上に高配当で行けば必ず儲かるもの以外は全部つまんない、という大前提が存在しているのだが、当然ながらそんなバクチが存在するわけがない。そんな愚か者に振り回されるシステム変更のせいで、どんどんオールドファンが死ぬ前に競艇場を去っていくのである。
  14. 歴史は繰り返すというのか、単調な枠なり進入が人気凋落の原因だということに、気がついたのか、社団法人日本モーターボート競走会がついに平成20年(2008年)5月1日を初日とする開催から、スタート展示航走の進入航走において6コースとなったモーターボートが本番レースにおいて1コースとなった場合は出走資格の喪失(欠場)となる「著しく異なる進入航走」の規制を廃止することとなった。  
  15. 今回の改正のお題目は『待機行動の活性化を図るため』と、いままで何千点もムキになってつけ続けた、枠なりのお約束を守らない選手に対する嫌がらせのようにつけた事故点の存在を否定するかの発言。しかし、当分は前ヅケ=事故点2点の図式は消えないと思える。
  16. 平成3年(1991年)3月8日宮島開催から廃止された「スタート練習」が17年ぶりに帰ってきた、という声も聞かれるが前ヅケの練習なんかやまとじゃしてないだろうから、前ヅケの礼儀を知らない選手も多数派となってる現在、そして、前ヅケでインを強奪するようなレースをする選手たちが皆名人戦級とあれば、単に『冗談で前ヅケ来ただけなのに、みんな1コース譲ってくれちゃったです、えへっ』とかいう選手の救済以外の存在でしかないルール改正にも思える。
  17. すくなくとも、平成14年以前のスタート展示が存在しない本番一発前ヅケの恐怖や快哉が存在しないレースでは、次はスタート展示そのものの廃止になりそうである。




スタート練習

  1. 平成3年(1991年)3月8日宮島開催より順次廃止され、現在「スタート展示」というまったく別のモノに換骨奪胎されてしまったいにしえのシステム。
  2. スタ練廃止の理由が、ほとんどの場合スタ練と本番レースの進入がくいちがい、それによって大勝負を仕掛けた客やスジ者が舟券をはずし、やり場のない怒りをぶつけ続けた結果ではある。
  3. その時期も『必ずしもレースとスタート展示の進入コースは同じとは限らない』というアナウンスをしてはいたのだが、明文化されていたわけでもなく、また施行者側も毅然とした態度で、この一文を強調して押さえ込めばいいものを、あっさり『ファンの皆様に進入予想まで推理してもらう』というようないかにもファンサービスと言う名の責任転嫁であっさり廃止してしまった。




スリット

  1. スタート時点の並び具合、FL判定はこの様を撮影した写真で行なう。
  2. スカートの長い切り込み。中には白い脚が見えるのだが、競艇場でこっちは期待しないほうがいい。




スロー

  1. 待機行動後、艇団がホームストレッチでスタートラインに近い状態
  2. 進入行動時に全員がインを窺い、ダンゴ状態で小回り防止ブイ近辺に留まっているさまをスロー艇団と呼ぶ。




税込み配当

  1. 消費税3%の時代、1030円とか2060円という端数つきの配当が目立ったために発生した言葉。
  2. 現在は消費税5%なので、配当が1050円とか2100円と端数が出たときにつぶやくが、5%の端数が出にくい。
    用例:「お、税込み配当だ。この端数が嬉しいんだよな……」
  3. 殺伐とした表現の多いオケラ言葉の中では、比較的ほほえましい表現である。
  4. ただし。不思議なことに3150円とか4200円だと誰も言わなくなるが、10500円だとまた言い出す。もしかして、計算……できないのかな?




節イチ

  1. 一開催(一節)で一番調子のいいモーターのこと。
  2. 前節で一番調子のよかったモーターがかならずしもその調子を維持する保証がなく、たとえ複勝率17%のモーターだったとしても、選手の整備や技量次第で節イチとなることも多々ある。





競り

  1. ターンマークや直線で隣の選手を抜こうとする、あるいは抜かれまいとする状態。ラップ状態とも言う
  2. SG競争などのビッグレースで特覧席を取るため窓口へ駆け込むヲヤヂどもの姿。最近はこの傾向がタイトル戦程度のレースでも見られるようになっている。




前科

  1. 過去の罰金以上の犯罪歴、戸籍にも記載されている。
  2. 競艇選手のグレード競争(特にGI・SG)の優勝歴。
  3. 一般人なら前科が多いと社会的にいろいろ問題があるが、選手の場合は前科が多ければ多いほどスター選手と見なされ尊敬される。




前検

  1. 開催初日の前日に行なわれる選手の身体検査、モーター、舟の抽選、試運転など検査の総称。
  2. 某選手はこれに遅刻したため1年間大きなレースに出られなくなってしまい、安い競争でのゴミ拾いに余念がない。




選手責任

  1. 反則、失格、欠場などを選手がした場合、その行為に対して情状酌量の余地がない場合、こう呼ばれる。
  2. 選手責任と判断されると、選手に対して欠場はフライング、出遅れに対して20点、それ以外の欠場は10点(グレード問わず優勝戦では一律10点増し)、反則は15点、転覆・落水・エンスト・不完走等の失格は10点の事故点がつけられる。
  3. また、上記の事故点とは別に、節間の競走得点からの減点(−10点・−7点・−5点など)および選手責任の欠場には賞典レースへの除外などの追加コンボがつく。
  4. 出遅れによる欠場には選手責任外が存在するが、フライングに関しては選手責任外は存在しない。




選手責任外

  1. 反則、失格、欠場などを選手がした場合、その行為に対して情状酌量の余地がある場合は、こう呼ばれる。
  2. 選手責任外と判断されると、事故点はつけられずにすむが当然ながら賞金や完走手当てなどの金はもらえないので結局は痛しかゆしである。




全バラ

  1. モーターを徹底的に分解整備すること。これをやってネジをあまらすような奴は選手やってる資格はない。
  2. うまく行けば超抜、失敗すればモーターをコワしてしまう一種の賭け。
  3. 後述「三つ割」と同じ意。




専門新聞

  1. 嘘八百なデータをもっともらしく書き並べて客を混乱させる悪魔の紙キレ。
  2. 読み切った所で勝てるとは限らない。




全モ連

  1. 社団法人全国モーターボート競争会連合会の略称。
  2. 選手の生殺与奪権を持つ恐怖の団体。




捜索願い

  1. 競艇で身を持ち崩してしまい、借金がかさみ、にっちもさっちもいかなくなって蒸発してしまったオケラの家族が警察に出す書類。
  2. 1周1Mでトップを走っていた舟がなぜかズルズル後退してしまい3着以下に消えてしまった状態。
    使用例:『え? 服部のヤツはどこ行ったって? 1Mトップで回ってたくせに、いつのまにか消えたよ……。捜索願いもんだなこりゃ』




騒擾(そうじょう)

  1. 鉄火場の華。しかし、血気盛んだった客がみんな年金ジジイになってしまったせいか、あまり大きな騒擾が起きたという話を耳にしなくなって久しい。
  2. 主催者側と客の意見が食い違い、交渉が不調に終わった瞬間に発生する。
  3. あるいは、ささいなことで呪文が発動し、その場にいた客が集団暴徒に変った状態。
  4. 『火ィつけちゃえば話が早いんだよ!』脅かしではなく実践する者が現れてしまうのが鉄火場の鉄火場たるゆえんか?
  5. 穴場に火のついた新聞紙が投げ込まれ、ゴミ箱が炎上し、ガラスは割られ、略奪と破壊が繰り広げられる。
  6. 昭和47年の江戸川騒擾事件は永遠の語り草である。
     
  7. すんまへん、読めない人が多くなったので仮名をふってみました。




待機行動

  1. ピット発進からスタートまでの間の出走艇のコース競りが認められた時間。
  2. 「待機行動に関する要領」で定められ1992年5月1日以降の競争から適用された進入方法の全国統一のルール。(平成5年1月27日一部改正)主な内容は、待機航走時の禁止事項と進入航走時の禁止項目を定めてある。  
  3. 2005年5月より何を血迷ったか『人身事故及びスタート時における進入の乱れを防止する観点から、選手級別決定基準の事故点へ反映させます』という偉そうなお題目を唱え、待機行動違反に関してもその節間の得点よりの減点だけでは済ませず、1期半年間ついて回る事故点として2点を加算するようになった。つまりは、遠回しな枠なりスタートの強要を求めている愚行というほかがない。




退職勧告

  1. 客が選手に飛ばすヤジ「おめーなんか選手やめちゃえ!」を選手会が選手に飛ばした場合はこう呼ばれる。
  2. 当然笑い話では済まされず、本当に選手を辞める事になる。




タクシー

  1. 白と緑がある。その日の勝ちの金額に応じて好きな方を選べる。
  2. 白い方はバブル時代平井駅から江戸川競艇場まで5人のっけて一人千円ふんだくっていたらしいが、最近は500円〜600円に値下げしたらしい。
  3. 挙げ句の果てに、白い方の競艇場行きの便が廃止された模様で、帰りの便も最近めっきり姿が減っている。




タコ

  1. 頭足綱八腕目の軟体動物の総称。丸い頭状の胴に吸盤のある八本の腕が付き、その付け根に口がある。頭状の部分は実際は胴体で、内臓や鰓(えら)がはいっており、本当の頭にあたる部分は腕の付け根、口の上部に位置し、脳や目がある。体色は周囲の環境によって変化する。イカと同様、外敵に襲われたりすると口状の漏斗から墨を吐き出す。すべて海産。日本や南欧の一部では食用にするが、西欧では悪魔の魚といって食用にしない。マダコ・ミズダコ・イイダコなどが含まれる。(三省堂・大辞林より)
  2. 頭髪が完全に消滅してしまった人物(特に男性)を罵倒する言葉のひとつ。直球で「このハゲ!」と呼ばずに「このタコ頭!」と呼ぶことにより、毛髪のない点以外にも人格否定や知能指数の低さをも指摘することになるため、罵倒の威力が増すことになる。
  3. ターンマーク旋回後の立ち上がりで向かい風にあおられ、艇首が大きく反り返り、船底を見せた状態が、凧揚げの凧のように見えることからそう呼ばれる。とうぜん艇は大きく失速し、最悪バックドロップのような転覆事故が発生することになる。この現象は向かい風の強い時期の住之江や戸田の2Mなどでよくみられる。
  4. 颯田一雄(登番・第1743号・愛知14期)選手の異名。無学なオケラどもの中に、悲しいくらい颯田選手の苗字が読める者がおらず、彼らの老眼に澱んだ目には「颯」の字が「凧」にみえるのか、颯田選手の苗字を「タコタ」と読んでいた。それに気がついたのかは不明だが、ほとんど全場のアナウンサーは必死に『愛知の「さったかずお」選手』と実況アナウンスで颯田選手の苗字を強調するも、誰一人として彼ら無学なオケラどもは1999年前期をもって颯田選手が引退するまで、いや、引退してまでもタコ、タコタと呼ぶことをやめない。




タテ目

  1. 舟券の外れ方の一つ。1−2 2−1 1−3と買ったのに2−3で決まる事。
  2. 当然舟券は紙屑。




単勝式

  1. そのレースの1着艇のみを当てる方式。
  2. 競馬などと違い、ほとんどの客は連勝式舟券を買うので、売り上げが少なく必ずしも実際の連勝単式や連勝複式の人気とはリンクしないことが多い。
  3. その理由として、その節で引退する選手や、特定の女子選手が出走する時に限り、発売直後にその選手だけ100枚とか200枚という目立つ投票があり、他の選手から徹底的にマークされる場合が多いためである。
  4. あるギャンブル必勝本の中で、「競艇は単勝で儲けろ」という噴飯もの記述があった。なぜ噴飯ものかは賢明なる読者諸氏に敢えて書く必要はないと愚考するがいかがだろう?。
  5. 単勝式の舟券売り場を訊くと、かなりの客に『もう廃止されたんじゃなのか?』と逆に聞き返される始末である。




ダンプ

  1. 先行艇の隙間を強引に割り込み、さながら体当たりを食らわしながらはじき飛ばす戦法。見ている客は爽快で気持ちがよいが、やられた選手とそいつを買ってる客はたまったもんじゃない。
  2. 最近は航法違反として反則を厳しく取るようになり、ダンプを得意とする選手には受難の時代がやってきたようである。
  3. 確かに、舟を差さずに人を刺すようなかつてのダンプは見ていてあまり気持ちいいものではないし、きびしく罰するべきだとは思うが、ツケマイにくる若手の全速戦を名人芸のように舟の側面を軽く当てて、アウトへ吹き飛ばす芸当にまで不良航法をとるのはやりすぎだと思う。




チェッカーフラッグ

尼崎競艇場の平場ではゴールの時ハイレグのねえちゃんがチェッカーフラッグを振っているが、住之江では胡散臭いヲヤヂが振っていた。

(死語認定につき項目削除)



地区選手権競走

  1. 日本全国を「関東地区」・「東海地区」・「近畿地区」・「中国地区」・「四国地区」・「九州地区」の6地区に分けその地区にある支部に所属するA級選手が一同に会して行われるG1に格付けされた競走。
  2. 当該地区の強豪選手が集まってタイトルが争われるため、その地区名を冠した「○○ダービー」と呼ばれることが多い
  3. 開催場は、当該地区の競艇場の中で持ち回り制となっており、例えば関東では当該地区に5場あるので5年おき、四国は2場なので1年おきに地区戦が開催される。
  4. G1戦の正規斡旋基準はA級選手というのが大原則なのだが、ここ数十年の賞金王を頂点とした開催日程のせいで、10月くらいにFを切ってもF休みがこの時期になってしまうような選手がおり、大駒と呼ばれるスター選手や主力になるはずのA1級選手が肝心の地区戦期間がF休みと重なるような事態が多い。
  5. F休み期間に重なるということもさることながら、ここ数年は選手の地域格差も増えてきており、A級選手の所属する支部の偏りも目立つようになっており、A2級を含むA級選手を52名かきあつめることができない地区もあり、B1級選手が人生最初で最後の記念出走、もしくはB級でありながら地区戦の常連という選手も目立つ。
  6. 表向きは「その年最初の、地元の皆様への今年記念戦線を戦うおらが地元の一流選手たちの顔見世興行」という意味合いが強く、それを前面に推し立てていた時期もあったが、現在では「記念戦線を戦う一流選手たちは、みんな疲れ果ててしまってるせいで、遅めの正月休みをとってるだ。しかたないんで早くて今年後半、もしかしたら来年くらいには記念戦線に顏を出し始めそうなおらが地元の選手たちの顔見世興行」という雰囲気も拭い去れない。




超抜

  1. 絶好調なモーターのこと。
  2. 語源は「超抜群」のようだが、「このモーターで優勝できなかったら懲罰もの」という意味合いとも取れそうだ。
  3. 知能指数が必要以上に低いコギャル(死語)どもが決まり文句みたいにつかう「チョー○○」は知能指数の低い連中どもの間でできたオリジナル言語と錯覚しているが、実はその白痴どもが軽蔑しているオケラオヤジが昭和の始めから使っていたのであった。つまりは死ぬほど古い言葉なのだ。ざまあみろ。




チルト

  1. モーターの舟に対するとりつけ角度。
  2. チルトアジャスターという変則的な5角形の形をしたモーターについている金具で角度を調整し、金具の辺の取り付け位置によって、マイナス0.5度から3度まで0.5度きざみで設定することができ、発表されるチルト角度の数字が大きければ大きいほどモーターの伸びはよくなるが、その分旋回がしづらくなる。逆に小さければ小さいほど旋回しやすいが、伸び足が悪くなる。
  3. 水面特性によって危険と判断され、チルト角度の上限を制限している場もあるが、2008年4月現在、現在最大角であるチルト3度まで許可の場は平和島、多摩川、津、宮島、蒲郡児島、三国、尼崎にまで広がった
  4. おそらくは、施行者側から外道扱いされていた阿波勝哉(登番第3857号・東京79期)のチルト最大角+6コースヤケクソまくりが異様に人気がでてきたので、人気が出るなら遠慮なしとばかりに解禁したような気もしないでもない、これを勘違いしたバカ新人どもが真似て大事故を起こし、またチルト規制がかかる可能性も否めない。




沈没

  1. 失格のひとつ。他艇との接触による艇の破損、急激なキャビテーションなどで艇が損傷し浸水し、自力航行はおろか浮力を得られず、その場で水没する状態。
  2. 浸水すると最初はわたわたと水をかきだそうとするが、最後には諦めて艇を運命を共にするかのように正座した状態でじわじわ沈んでいくさまには、思わず敬礼でもして見送りたい気になる。
  3. 東京商船大学(現・東京海洋大学)の不合格電報はこの一文だけが届いていた。
  4. あり金全部してやられたオケラの捨てぜりふ。
    妻『で、この宿六。今日は勝ってきたんだろうね?』
    夫『ケッ!! 舟と一緒に沈没しちまったよ』




追加配分

  1. 節間においてのFL多発や、転覆等による負傷、家が焼けた、嫁の不倫が発覚したなどさまざまな事情によって選手の帰郷が相次いでしまい、レースを組むために必要な選手数が不足してしまった場合、その開催終了後2日以内が前検日となる正規斡旋の入っていない選手を欠員分だけ補充すること。
  2. 開催前に正規に斡旋してやって参加予定選手として発表したのはいいけれど、前走のSGや記念で、自分の力量をわきまえず分不相応なレースをしたせいでボコボコにされた挙げ句に賞金代わりに事故点をたんまりもらってひねくれたり、なんでこんなクズ競艇場のクズ一般戦に偉大なSGレーサー様である俺様を斡旋するんだ!? などと勝手な理屈を振りかざして選手が欠場してしまった場合、施行者側が慌ててヒマぶっこいてる選手をカキあつめること。
  3. 競艇黎明期の頃は連絡手段、交通機関の未発達などにより追加配分もままならず、優勝戦出走選手の最終日2回走りという苦肉の策で穴埋めをしていた時代もあった。
  4. 開催中途の帰郷、敵前逃亡をした選手のせいで欠員が生じた場合、その選手の級別、記念や一般戦等のグレードなどにあわせて追加配分が行われるが、A1級が原則の記念等で、駒がどうしても揃わないときはA2級やB1級選手を斡旋する場合もあり、それが記念初出場(そして最後の記念)という選手も意外に多い。
  5. 開催途中での追加配分選手に関して、特に最近の記念やSG戦に関しては5日目からの追加配分が主流となっており、実質『賞典除外』に近い状態になることが主だが、1895年(昭和60年)まだ周年記念であったびわこ秩父宮妃杯で、開催2日目から追加配分された中道善博選手(登番・第2096号・徳島22期・2000年前期をもって引退)が「追配でも賞典レースに乗れる」ということで、2日目(追配1日目)から遠慮会釈ないレースをくりひろげ、ついに優勝してしまったという珍記録があるのだが、この記録は今後塗り替えられることもなく闇に埋もれそうである。




ツケマイ

  1. ターンマーク旋回時に、内の選手と同体あるいは内の選手よりも遅れた状態から、内の選手が落とした瞬間、全速でまくっていくこと。
  2. 最近は全速まくりならなんでもツケマイと呼ばれる傾向。




デキる

  1. 妊娠すること。
  2. 1着2着の体勢が決まる事。
  3. どっちにしても恐い




展示航走

  1. そのレースに出場する選手の紹介、ならびにモーターや舟がちゃんと整備されていることを胴元に見せる2周回の航走。
  2. ここでエンスト、転覆などで舟を止めると失格欠場になり舟券は返還となる。
  3. この時、2周目のバックストレッチ150mのタイムを客に発表するが、このタイムは話半分に聞いた方がいいかもしれないとも言われている。
  4. 本来、展示航走は客のためではなく、主催者に見せるための航走なのだ。




転覆

  1. 舟が水面に腹を向けて横転すること。
  2. 選手は失格、舟券は紙屑、人生指南が事細かにきびしくなる瞬間。




胴元

  1. 博打の主催者
  2. 日本財団と思われがちだが、競艇を主催してテラ銭を持って行くのは主に市町村である。




登録番号

  1. 選手の選手であるあかしの番号。つまりは一度押されたら二度と消すことの出来ない烙印。
  2. ある時はデータのための呼び出しキーコード。ある時は世代を分けるための基準、通し番号かつユニークキー(重複のない項目)なので施行者だけでなく、客にとっても管理がしやすい。
  3. 2004年後期現在登録番号の末尾は4296号で福岡の岡崎泰裕。つまりはいままで4296人の選手が舟券を背負って競艇場の水面を走ったことになると思うがさにあらず、実際に舟券を背負って走った選手の登録番号は第11号の鍋島 弘選手から始まっていて、第42号は「死に番」につき永久欠番となっていて、第4001号の谷岡学(大阪84期)はデビュー前の事故により一走もせずに登録消除。そんな訳で実際に水面を走ったであろう選手はいまのところ4284名かな?
  4. 選手登録試験に合格した選手養成員(本栖研修所・やまと競艇学校にて選手になる訓練を受ける者はこう呼ばれる)は、その養成期の合格者全員を生年月日順に並べ、年長者順に登録番号の若い番号から通し番号で付与されることになる。あくまでその期の成績順に番号が割り振られているわけではないので誤解なきよう。
  5. では問題の第1号〜第10号はというと、登録番号第1号は笹川良一翁に、第2号から第10号は笹川翁の元で競艇の合法化、博奕化に寄与した日本モーターボート競走会連合会(1951年11月設立)9名の理事職に付与された。
  6. 以下は登録番号を付与されたであろう連合会発足当時の理事職9名の名簿と役職である。
    理事長・山下正雄(元運輸省船舶局長)
    理事・丹羽周夫(三菱重工相談役)  理事・山県昌夫(元運輸省船舶局長)
    理事・甘利 昂(元運輸省船舶局長) 理事・若林義孝(箕面市長)
    理事・関谷健哉(元運輸省航海訓練所長) 理事・藤 吉男(元国粋大衆党)
    理事・桝田 勇(高松市) 理事・奥村英雄(元内務次官)
    (注・( )内は就任当時の前職。理事職の各員に関しては順不同につき、必ずしも付与番号が一致するとは限らないので登録番号は省略・敬称略)
  7. 2019年競艇マークル4月号「マクールQ&A」への質問。『Q.選手の登録番号に永久欠番があると聞いたのですが、どういうことでしょうか? また、どんな番号が欠番になるのでしょう? 江東区/江戸川リアル乞食 a.登録番号は第1号から始まっておりますが、第1号〜第10号は初代の連合会会長と理事に付与したため、実質の欠番となっており、選手に付与された第11号以降では、第42号が「死に番」と縁起が悪いので欠番となっております。また42が二つ重なる第4242号も「死に番」が重なるという同様の理由で永久欠番としました(全モ連・広報課)』(この記事内容はいうまでもなく2004年8月現在ではフィクションですが……)




特配(特払い)

  1. 特別配当(特別払戻し)の略。投票とレースが成立しながら、投票側に的中者がいない場合、つまり誰も買わなかった舟券が当たりの時、全舟券に対し額面100円につき70円を払い戻してくれるシステム。
  2. いうまでもなく控除される胴元のテラ銭は25%なのだが、現状のシステムでは1円単位は切り上げることになっているので30円の控除となる。
  3. 売り上げ低下に伴い、単勝、複勝で無投票とともに目立ち始めてきた。いずれワイド(拡連複)や3連複あたりでも発生するのではないだろうか?  
  4. とかいってるうちに2003年7月20日徳山6Rで2連複で特払いが発生してしまった。




特覧(特観)

  1. 特別観覧席の事、入場料の他に1000円〜2000円余計に払わされた上に、単価の高い券しか買えない競艇場の余祿席。
  2. 特観ともいうが、最近はこっちが主流。
  3. 定員制指定席の上、冷暖房完備、下で200円のコーヒ、コーラがタダで飲み放題と言うサービスは有難い。
  4. が……、施設の老朽化などで、最近は場により指定席の価値及び、クオリティに格段の差が出始めている。




土下座

  1. 地面にひれふして詫びを入れること。
  2. 転覆した選手が救助船の上で客に向かって行なう。
  3. 引退してしまったが、東京の縄谷博一選手の土下座はいつみても許せてしまうほど愛敬があった。
  4. 最近は転覆即救助、ピット直行という気配が多く、甘やかされている気もする。
  5. 近年、ほとんどの競艇場では転覆→救助→土下座の風習が無くなってしまった。こういうところがKYOTEI化の始まりではないかと思う。




ドテカマシ

  1. なにがなんでも全速で、と言うこと。
    用例:「運ちゃん、江戸川競艇場までドテカマシてくれ!」
  2. この言葉も最近は死語の匂いが漂ってきている。





飛び込み自殺

  1. 当該レースの締め切り直前に競艇場にたどり着き、競技情報や予想新聞、あげくの果てにはどんな選手が走っているかも見ないで舟券を買う状態。
  2. 借金がかさみ、いよいよというときの最後の決着手段で、公共交通機関・川・海・湖・噴火口・競走水面などにその身を投げる。いささか乱暴だが成功率の高い自らの命を断つ方法のひとつ。
  3. 不思議と競艇客は自分をそこまで追い詰めた根源なハズの競艇場の競走水面では自殺しないものである。
  4. 電車GO!! 中央特快編、が最近の流行らしい。




飛ぶ

  1. 1番人気の選手が着外に沈む事。
  2. 当初の予算をオーバーして負け越す事。
  3. 1周1Mや道中の競りでイン艇やまくり艇のターンマーク旋回がオーバーターンになってしまうこと。
  4. 内の艇に蹴られたアウト艇。
  5. オケラの身投げ。




ドロ舟

  1. 複勝率(2連対率)の低い舟。
  2. 重量の重い舟。




ドロン

おトボケの同意語、いつのまにか着外へ沈んだ選手を指す。
用例:「西田の奴、また2Mでドロンしちまいやがった……」



ドンづけ

  1. チルト0度
  2. モーターをライナーなしで取り付けることだが、ライナーを許可している場も限られており、使い方がわからない選手の方が多い感じもあるのでそろそろこちらは過去帳入りの気配も。




流し

  1. 舟券の買い方の一つ、アタマを決め打ちして2着艇を全通り買うこと。
  2. 3連単の発売により、3着流し、2着3着流しなどという流し方もできている。
  3. 流しの表記は数字の「9」で表されることが多く、たとえば1−2−9という表記は、3着を総流し(合計4点)で購入という意味である。
  4. 流しを表す数字「9」の由来は電話投票の流し指定からきている。




中割り

  1. いわゆる「マクリ差し」のこと。中割り強襲という表現を使う。
  2. 艇団の中を切り抜けるように差し込むマクリ差しは、展開を読む力とターンスピード、ハンドル捌きのバランスが決め手を分ける高度なテクニックでもある。
  3. モーター整備を意味する言葉「三つ割」と同じ意味でもあり、若手の選手はこちらの言葉をよく使う。




握る

アクセルを開くこと。



二着選手

  1. 複勝率(2連対率)が異様に高く、勝率がそれに見合わない低さの選手。
  2. 長生きの秘訣らしい。




抜け目

  1. 舟券の外れ方のひとつ。
  2. 1=3 1=4 1−2と買って1−5などで決まったときの状態。当然舟券は紙くず。
  3. 2着艇が買い目に存在しないときが『ヒモ抜け』、1着艇が買い目に存在しない時を『アタマ抜け』ともいう。
  4. 『ワイドがあったら当たりなんだよ!!』1着3着の抜け目を喰ったオケラの決めゼリフだが、そういう奴に限ってワイドが適用されたとしても『配当安すぎるぜ! だから連単の方がいいんだ』などとほざくことが目に見えている。




ネトロン

  1. 2M側にあるオレンジブイとターンマークの間を結んでいるの ホームとバック側の仕切りを兼ねた消波装置。競艇場によっては1M側にもネトロンを張っている場もある。
  2. まだ選手間で進入がガツガツしてた時代、待機行動中に外側の選手から思いきりカブせられネトロンに乗り上げる選手も続出し、95年GC戦での柴垣順一に至っては、ボートの半分以上がネトロンに乗り上げてしまい、柴垣自身ボートから降りてネトロン上に立ち、舟を水面に戻すという芸当を見せた。




年金ジジィ

  1. 年金生活者であろう老競艇客を差す言葉。
  2. そのジジィが実際に年金をもらっているかどうかは解らないので、キャバレーやピンサロの呼び込みの常套句『社長っ!(相手の職業や役職なぞ解るわけないので、とりあえず社長と言っておけ)』と同じ意味合いで相手に対する声のかけかたとも考えられるが、ジジィと呼ぶ以上罵倒語的な意味合いの方がはるかに強い。




ノゾく

  1. 1Mでアウト側の選手が先手を打たず、内側艇の戦法を見て自分の初動を決めること、センター、アウトの自在型選手の世渡り手段。成功すれば評価が上がり、失敗してもコースが悪いからと言い訳ができる。
  2. 塀の節穴、隣の風呂場の窓に女性の人影、電車の向かい側の席に座っているちょっと可愛い系の女子高生のスカート、そんなつもりはなくても、あるいは最初から見るつもりで目を当てたり、首を前に倒したりする状態。選手と違い、軽犯罪法違反に問われるので要注意。




野中和夫

  1. 彦坂郁夫・岡本義則の二大勢力を向こうに1970年代の古き悪しき競艇の中に突如現れた野中和夫。当時の流行歌に倣い、「モンスター」の異名を持った選手。
  2. その後現れるスター選手たちの前に立ちはだかる大きな壁として長く存在感をアピール。昭和から平成ヒトケタ台の間「モンスター」の異名を汚すことなくファンの期待にこたえる。
  3. 平成17年(2005年)3月、選手会会長職に就任。実質的には選手のままだがいままでの会長職の選手に就いた選手の例(選手会の役員は3年に一度の出走以外、競走に出場できないという規約のため)に倣い、競艇名人戦を含めた全斡旋を辞退して水面から姿を消す。
  4. 墓碑銘代わりの全プロフィール。
    昭和44年(1969年)2月1日第27期選手登録。登録番号第2297号。大阪支部所属。
    通算成績 優出307回、優勝132回
    SG競走 優出37回、優勝17回(総理杯1・笹川賞6・グラチャン1・オーシャンカップ1・MB記念3・ダービー2・賞金王3)
    G1競争 優出132回、優勝39回
    1期最高勝率 9.53(1976年後期)当時SG・G1の点数増しはなし。
    通算1着回数 2574回
    年間優勝回数 16回(1976年1月〜12月・うち記念9回)
    1期優勝回数 12回(1976年後期・うち記念8回)
    SG最多連続優勝 3回(1974年 笹川賞→MB記念→ダービー)
    連続優勝(参考記録)6回(1976年5月〜7月 住之江笹川賞・大村周年・宮島一般戦・蒲郡周年・住之江一般戦・びわこ一般戦)
    (2005年3月現在)

    などなど、いつ後ろから水面に叩き落されてもしかたのない位数多くの記録を持つ艇界のトップ選手でもあった。
  5. そんな野中和夫だが、最後の最後まで江戸川ファンにはいまだに彦坂信仰が根強く、オールドファンにかかると天下の野中も子供扱いであった。「江戸川にしょっちゅう来て、それで勝って帰らなきゃ日本一じゃないぜ、その点、郁雄の奴はよぉ……」この後1時間はいまでも彦坂神話を聞かされることがあるのだ。




ノミ屋

  1. 私設の舟券屋さん。当然違法なので近づかないこと。
  2. まだ電話投票が盛んではなかったころから営業をしていた先見の明があった人々。しかし頭のよいオケラは負けがこむと警察へタレこむ事が多いのであまり実入りはよくなかったらしい。
  3. 上下白のスーツに白の靴。もしくはパンチパーマとアロハシャツというファッションをしていると間違えられる。
  4. 客を集団暴徒に変える呪文を時たま発する。




ノむ

  1. 購入を頼まれた買い目を穴場で買わずに代金を着服すること。
  2. この行為の専門業者(個人を含め)をノミ屋と呼ぶ。




ハイドロ

  1. ハイドロプレインの略。
  2. 競艇競技に使われるボートの種類の一つで底面に段のあるもの。直線でスピードがでる。重量、サイズで以下の4つに区分されている。
    重量55Kg以上 最大幅112cm以上 A級
    重量65Kg以上 最大幅114cm以上 B級
    重量75Kg以上 最大幅122cm以上 C級
    重量80Kg以上 最大幅127cm以上 D級
    平成元年(1988年)の時点では江戸川のみD級、住之江・尼崎はB級、他はC級を使用していたが、現在では全競艇場がD級のボートを使用している。




ハコ買い

  1. タテ目もウラ目もなんでも来い!絞った選手の絡みを全部購入すること。
  2. 殆どはヒモ違いで外れる。




八項

  1. ヘタクソを競争水面から締め出す呪文で、この呪文が発動すると6ヵ月間斡旋保留の結界が張られる。
  2. 難しく言うと「選手級別決定基準に基づき、勝率3.00未満の者、および事故率1.00以上の者は、成績確定後直近の6ヵ月間の斡旋を留保する」となる。
  3. ただ、蛇の道は蛇ということで、この『八項』にはただし書きがありまして、「ただし、期間内の出走回数が50回に満たない者と新規登録者は2期間(つまり1年)は除く」とあり。その上、平成12年5月からは勝率3.00未満の基準に関しては「新規登録者の場合6期間(つまり3年)は除く」とあり、1期49走以内に抑えて置けばB2級に陥ちるが6ヶ月間の出入り禁止よりはマシとばかりに49走以内で抑える選手も多々いる。
  4. そんな訳だから猿田寛、高橋知絵、岸川千里なんかが『競艇選手でござい』とのうのうとしていられた訳である。ここから排除した平井紀之や江野澤秀明は、ここ数年きっちり1期50走以上して、八項や四期通算勝率抵触のスリルを楽しんでいるようにもみえる。
  5. と、江野澤や平井の行為を感心していたのだが、2004年頃から、実は選手の絶対数が減っており、四期通算勝率の適用を停止しているとのこと。納得




パンイチ

  1. グレードのつかない一般レースの事。
  2. 中堅選手の小銭と勝率拾いの競争。




番組屋

  1. レース編成を行なう人。
  2. 過去の実績や当地成績。前日までの成績を加味して均等な条件でレースが出来るように組んでいるそうだが、イン屋ばっかりのレースやアウト屋ばっかのレース、挙げ句の果てには同県同支部同期などが二人ずつ入った競争などを見ると思わず首をひねりたくなる。
  3. 競艇場ごとに番組屋のクセがあり、それを読み切るのも攻略のひとつ。




パンチ

  1. 破壊力、威力などの比喩表現。
  2. ノミ屋、コーチ屋、債権取立業務に携わる人々が好のむ髪型




飛行機

  1. 波水面を走る艇が波に乗り上げ、水面から離れて飛び上がってしまった状態で「飛行機に乗る」とも言う。
  2. 前述の『タコ』と勘違いする愚かな若造も多いが、『タコ』は水面に対して艇が垂直、『飛行機』は水面に対して平行な状態だということにいい加減気がつけ。間違えることは恥じゃないぞ? 間違いを間違いと認めず居直るのが恥だということも気がつけ!
  3. 江戸川以外ではあまり見られなくなってしまったが、波水面でのバウンドが激しく、船底どころか空中で空転するプロペラまでが見えてしまう状態を本来はこう呼ぶ。
  4. プロペラの空転という点で、キャビテーションと同じ効果だが、失速の度合いと見た目の激しさはキャビテーションの比ではない。
  5. 山崎智也がまだ駆け出しの頃、1200M2周戦の2周バックで2着を走行中にヘンな色気を出して頭を取りにいったせいで飛行機に乗ってしまい、鮮やかに転覆してしまった。




彦坂郁雄

  1. 「艇王」と称されモンスター野中と常に比較される艇界の伝説的な神様。彦坂の全盛期を知る古い記者の中には「艇王という言葉は彦坂にしか使いません」と宣言している者もいるほどである。
  2. 墓碑銘代わりの記録
    昭和34年(1959年)11月15日第6期選手登録。登録番号第1515号。静岡支部所属、のちに千葉支部(当時)へ移籍。
    通算成績 優勝179回(記念77回)
    SG競走 優出24回 優勝10回(全国地区対抗1・総理杯3・笹川賞2・MB記念2・ダービー1・賞金王1)
    G1競争 優勝67回
    1期最高勝率 9.27(1970年前期)当時SG・G1の点数増しはなし。
    通算1着回数 2574回
    最多連続1着回数37回 (1970年3月22日〜4月22日)
    年間最多記念優勝回数 9回(1983年)
    連勝優勝 6回(1970年3月〜4月 浜名湖一般戦・津一般戦・住之江一般戦・大村一般戦・児島一般戦・浜名湖一般戦)
    一般戦競争連続優勝 10回(1977年4月〜1978年1月 唐津・三国・宮島・びわこ・下関・住之江・平和島・津・多摩川・平和島)
    全24場記念制覇
    (2005年3月現在)
  3. そんな彦坂だが、昭和63年(1988年)9月5日桐生競艇場周年記念2日目10R出走後、中間検査にて控室のカバンの中の小銭入れにエア・ジェットと呼ばれるキャブレター(気化器)のノズル三個を所持していることが判明し、即日帰郷。処分を待たずに引退。この後整備違反の摘発が多発し、名選手と言われる選手たちが続々引退に追いやられ、古き悪しき時代の競艇の終焉を告げる事件として大きく取り上げられた。
  4. あるヲヤヂの語録1「うちの伜、名前は郁雄って言うんだ、当然、彦坂から取ったんだよ、本当は和夫にしようかと思ったんだが、なにせ野中のヤローと同じで、しかも寺の坊主がつけた名前だから縁起が悪いと思ってな、競艇新聞見ながら役所でつけ直したんだ」
  5. あるヲヤヂの語録2「郁夫の奴ぁ強すぎたんだよ。強すぎたから嫌われて、で、嵌められたたんだよ。誰がハメたかって? 決まってるじゃねぇか、郁夫に勝てなかった奴でその後、急に勝ち始めた奴に決まってらぁ!」
  6. なかなか群馬野郎って言葉が消えないのは、おそらく彦坂を引退に追いやった場が群馬県の桐生競艇場だったからではないだろうか?




ヒモ違い

  1. 舟券の外れ方の一つ。
  2. 1着3着や1着4着、果ては1着6着でもこう呼ぶ。




拾い屋

  1. 賭場に落ちてる当たり券を探してる人。当然その日の当たりを全部暗記していないと能率が悪いので馬鹿ではできない商売、しかし、そこまで記憶力がいいのであれば他の商売を考えても成功しそうなものなのに……。(中央競馬の場合は券の種類が多く、あちこちの開催の券があるので競艇より大変なのだ)
  2. 拾った券が外れてた場合、同じ券を二回拾わないように破いてから捨てる。江戸川で半分だけ破れた券が落ちていたら、それは拾い屋の手にかかったものと思って間違いないらしい。
  3. 地面屋、地見屋ともいう。




ピンロク

  1. メンバー、格、成績などを加味しても、レース結果が1着(アタマ)か6着(どべ)しかない状態。
  2. 一般戦などで格下選手のレース戦法を、オケラがしたり顔で解説する場合などにつかう。
    用例:『こいつが記者選抜たぁ、番組屋の性根も腐ってるとしか思えねぇぜ。まぁ、ここはピンロク覚悟でS張り込むしかねぇだろうよ』
  3. 最近の若手選手はピンロクではなくピンエフ(アタマかフライング)という傾向も目立ち、新鋭リーグの予選最終日などは主催者側の心臓に多大な負担をかけているそうだ。




ピンロク選手

  1. レース結果が1着か6着しかない選手。
  2. トップを走れなければほとんど連にからめない選手。
  3. したがって裏目無用。2着にきたらゴメンナサイ。
  4. 同意語に一発屋がある。




複勝式

  1. その競争で2着までに入る艇番を当てる方式。
  2. やはり競馬などと違い、ほとんどの客は連勝式舟券を買うので、単勝式よりも更に売り上げが少なく、間違いなく実際の連勝単式や連勝複式の人気とはリンクしないことが多い。
  3. その上、違うギャンブル必勝本の中で、「競艇は複勝で儲けろ」という電波の入った記述があった。本当にこの筆者は競艇を現場で打ったことがあるのか、訊ねてみたい気がするがいかがだろう?。
  4. 複勝式の舟券売り場を訊ねると、やはり、ほとんどの客が『もう廃止されたんじゃなのか?』と逆に聞き返される始末である。




複勝率(2連対率)

  1. 過去の競争で2着までに入った率。
  2. 勝率の割にこの数値が高い奴は世渡り上手な選手と褒めてあげましょう。
  3. 2000年10月13日より3連勝式の舟券の発売が行われる運びに伴い、2000年11月7日より名称が『2連対率』に変更されることとなったが、本辞典では『複勝率(2連対率)』と表記をすることとする。




舟券

  1. 勝舟投票券の略称。世界で一番寿命の短い有価証券。江戸川競艇場発行のものはスタート後僅か6秒で紙屑になる場合が多い。
  2. 現在はユニット式で1枚あたり5種類が買える。
  3. オールドファン曰く「昔の券は良く燃えた……」




舟幽霊

  1. 競艇場のターンマーク付近に棲息する自縛霊(客の目から見た)選手の転覆はすべてこの舟幽霊の仕業で片付けてしまう。
  2. 平成5年(1993年)の江戸川施設改善記念競争ではこの舟幽霊が大活躍。得点率トップだった黒明選手が準優戦での転覆失格や優勝戦の長岡、桑原両選手の転覆、落水もこの舟幽霊のしわざということになっている。
  3. その転覆のせいで自分の穴予想が大当りした予想屋が「俺は黒明の転覆まで予想してたんだ!!」と豪語していたという情報もあり、どうやら江戸川の舟幽霊はこの予想屋が放っているようだ。
  4. だって、そう思ってないと紙くずになった舟券が納得できないでしょう?




振り込め詐欺

  1. 高齢者などを狙い、「俺だよ、オレオレ」「わたし、わたし」「お母さん…」「久しぶりだけど、覚えてるかな?」などと孫や子、兄弟、親、知り合いなどの縁者を装った電話をかけ、「交通事故を起こして示談金が要る」、「中絶費用が必要になった」等、虚偽の急用を訴えて口座に送金させ、金銭をだまし取る、オレオレ詐欺とも言う。
  2. 前述「営業キャビ」と同じ意味で、3周2Mなどで着順を確定させるためにとしか思えないような無意味なキャビテーションをこう呼ぶ。



ブリつき

  1. モーターの全速状態。
  2. 語感が妙に小気味よく聞こえるせいか、競艇を覚えはじめのころにやたら嬉しがって使う傾向のある言葉のようで、キャリアとともに使用頻度が下がる言葉でもある。



ペアボート

  1. ファンサービスの一環としてボート試乗会に使用される二人乗りのボート。フライングスタート形式でスタートをし、実際の競争よろしく位置取りまがいまでやってくれる場もあった。
  2. このボートには特殊な洗脳装置が用意されているらしく、この舟に乗ったファンの8割は本気で選手を目指そうと思い始める。
  3. ペアボート乗船後、急にダイエットをはじめた女性や、視力回復センターに通い出した者を何人か知っている。
  4. 住之江競艇場では、ベテラン新人の区別なく大阪支部の選手が操縦してくれており、かつては野中和夫選手や長嶺豊か選手、現在では松井選手や倉谷選手などの一流どころが操縦するペアボートにあたる可能性もある。




碧南

  1. 選手会所有の訓練所。愛知県碧南市にある。
  2. 25番目の競艇場? しかし、ここには穴場はない。
  3. FLぶっこいた選手を「自主練習」と称してここへ日時指定で呼びだし、強制的にスタート練習をさせる場所。
  4. 挙げ句の果てに実費である。




ペラ

  1. プロペラ、スクリューの事、こいつにざっくり切られて命を落した選手や、ただでさえ嫁の貰い手のなさそうな顔に拍車をかけてしまった女子選手の話は枚挙にいとまがない。
  2. 植木選手がばっさりと顔面を切っておりいろんな意味で迫力がある。
  3. 2枚羽根で直径が165mm前後、アルミブロンズ製。選手はペラを5枚まで競走場に持ち込む事が可能。
  4. プロペラを叩き、1ミリづつ伸ばしたものをデカペラと言う。沢田菊司が元祖とされていて。当然殺傷能力も高い。
  5. 現在ではヤマト、ナカシマの2社がプロペラを製作しており、最初からデカペラになっているのもある。  
  6. 選手持ちペラ制度になったのち、プロペラの加工段階で、だんだんと翼先を薄く鋭利に加工することが主流となり、そのせいでペラに刻まれたことが原因になり、死にはしないまでも復帰に時間がかかるような重傷事故が多発してしまった。  
  7. そんなこんなで平成17年(2005年)5月より、プロペラの翼先端の刃物化を防ぐとともに、質量などの見直しを行い、人身事故防止を旗印にプロペラに関する質量と翼先の厚さを規制する新基準が実行された。これにより重量の幅が狭まり、それまでは基準のなかった翼先の厚さにも規制がかかるようになった。  
  8. 当然のことながら、急激に決まったルールのため、選手たちも困惑し、乗りやすさやボートの速度のカンが狂うようになり、不満たらたら、規制施行後最初の記念である若松G1での勝利者インタビューで辻栄蔵が「新ペラ基準になってどうですか?」という問いに『ウンコですね』と真顔で答えているくらい2005年8月の段階では不評である。




ヘル

  1. 『地獄』の英語表記。
  2. 「競艇マクール」誌が語源であろうと思われる造語で、ラッキーの反語でどうしょうもなく舟券が当たらない状態を表す言葉。
  3. 主な用例として……
    ・『ビギナーズ・ヘル』初心者がビギナーズラックにも恵まれずヤラれまくったあげくに、オケラ街道まっしぐらな状態。
    ・『ヘル野郎』舟券を必要以上に外しているだけではなく、彼の買った選手や舟券がF返還、転覆、落水、反則失格、あげくの果てには展示航走中転覆など、自分だけではなく選手にまで影響をおよぼしてしまうほど不運なオケラのこと。
    ・『ヘル菌』ヘル野郎がまき散らす不運の種。マクール編集長とハズレ舟券将軍(JLCでやっているBoat BoyのCMを参照)を足して2で割ったような姿をしているとかいないとか……。




弁当持ち

  1. 前の開催でFLを切った選手をこう呼ぶ。
  2. 未消化のFLをまとめて指す




ベンツ

  1. 非合法組織構成員、債権取立業従事者、ベテラン競艇選手など、顔やら言動、そして行動までもがいかつい人たちに愛されているドイツ製高級乗用車。
  2. ヤマト製のプロペラの俗称。語源はヤマトのマークがベンツのエンブレムに似ているため。




ボートピア

  1. 現行法では、新規の競艇場の設立が難しいということで、中央競馬のWINSなどを参考にして建設された場外舟券売り場の愛称。
  2. 1993年、競艇不毛の地というよりもパチンコ以外のギャンブルがみあたらないさいはての地釧路(北海道白糠郡白糠町コイトイ)に宮島競艇場専用場外舟券売り場「ボートピア釧路」がオープンしたが、しかし、競輪の場外車券売り場「サテライト」や「ラ・ピスタ」などのように、全24場の舟券が一括で買えると思っていた客の期待を裏切ったことになるのか、はたまたあまりにもさいはてすぎたせいか、客足が伸びず、1999年6月23日に本体の宮島競艇場の売り上げ不振とBP釧路自身の売り上げ不振によりあっさり閉鎖。
  3. BP釧路開場後、各競艇場もボートピア建設に乗りだし、オトナの事情やおせっかいで愚かな市民の暇潰しの反対運動などにより建設や誘致に問題も発生し、一部では死人まで出てしまうような騒ぎになっていた。
  4. 反対運動をやってるヒマなババァどものお題目が「場外舟券売場建設により、生活・教育環境が悪化し、人格権が侵害される」などと半ばテンプレート化されているの文面なのだが、場外売場の存在そのものが近隣にある児童や生徒に悪影響を与えたなんて話は聞いた事はないわけだが、この手のババァにはそんなもんはおかまいなし。実は悪影響なのはそういうのに熱心なババァの言動や行動だってことに気がつかないわけですな……。やれやれ。
  5. そんなババァどものヒステリックな叫びをあざ笑うかのように、2003年1月現在、全国にボートピアが17ヶ所あり、今後も増やす予定であるというのは期待できる。
  6. 平成18(2006)年 9月27日ヒマで愚かで芸のないプロ市民団体と、それに煽動された亭主の収入以外にアイデンティティのないマダ〜ムなみなさまが出逢い系、逆援助交際以外の用途にしかネットをつかっていなかったものを、ウイルスやスパイウエアをおみやげにもらいつつ必死になってネガティブキャンペーンのために当サイトのコンテンツを含めて他人の競艇関連サイトを内容を無断転載・改竄・そしてネガティブキャンペーンのための無断リンク。そんな努力もむなしく、江戸川競艇場場外ボートピア習志野が開設されたことが、反対運動こそ設立を促進させるものと証明したようなものである。。
     
  7. そもそも読解力のないくせに、ミスリード狙いで当サイトの白のページ江戸川データブックを無断で反対材料にリンクしたのが運の尽き、ミスリードどころか江戸川の胴元は敢然と処分を行っていたということを周知させてもらえたようです。てか、それ以前に、他の記事読んだら普通に競艇が面白いと思うに決まってるよね?
  8. なので2007年現在、江戸川乞食はボートピア習志野の常連客になっております。




保険

  1. 本命、あるいは穴を一本で勝負せずに、元返しになるような目も含めて、買い目を散らすこと、あるいは散らして買った舟券のこと。「抑え」ともいう。
    用例:「3=1は保険、1=2が本線だね」
  2. 競艇に狂って家に金を入れず、あげくの果てに娘の給食費まで「明日になったら給食室ごと買ってやらぁ」などと捨てぜりふを吐いて持っていくロクデナシな夫に対して、妻がカレーなどにヒ素を入れて食わせる前にかけるもの。




本線

  1. 幹線である鉄道路のことだが、舟券的には客にとってこの組み合わせが来ると決め打ちする組番のこと。
  2. そのレースの一番人気の組み合わせのこと。本命ともいうが競艇ではおおむね本線という言葉が多く聞かれるのは、連勝単式の表記が「1=2 1−3」などと往復表記と片道が表記の併用が鉄道路線図をイメージするのかもしれない。




マーク

  1. 自分の隣りの人に仕事をしてもらい、自分自身が良い着を得ようとする作戦。
    通称:ダニヤロー
  2. 内隣りのまくり艇に乗った差し、外隣りの速いSに合せた先まくりなどが多い。
    通称:盗っ人野郎
  3. インマークからの2コース差しの代表が中道善博。また、自分よりSの遅い内の選手をマークして自分がまくろうとすることもある
    通称:火事場ドロボー
  4. 当たっている客、あるいは全然当たらない客の舟券をチェックして乗るか蹴るか決めること。
    通称:コバンザメ




マイ足

モーターの回り足の事



前ヅケ

  1. アウトコースを引いた選手がいち早くピットを離れ、待機行動中にインコースやセンターコースを奪うこと。
  2. ロートル選手のアウト枠は要注意。
  3. 平成5年(1993年)の江戸川施設改善記念、4日目・準優戦と2日連続で6枠だった佐竹孝雄選手(登番・第1914号・滋賀18期・2003年後期登録消除)の前ヅケイン強奪で万舟を提供され、気絶した客は数知れず
  4. 天下の悪法、スタート展示の実施により江戸川に限らず他場でも枠なり進入が主流になりつつあり、挙げ句にスタ展枠なり全艇スロー・本番枠なり全艇スローというような進入も目立つようになり、この前ヅケという言葉も死語の匂いが漂ってきている。




前歯

最近気がついたが、うちの親父(昭和30年以来の競艇ファン)を含め、競艇場に出入りする客の殆どが前歯を欠損している。深い意味があるのだろうか……。



まくり

  1. アウトから一気に回り込んでイン艇を抑え込んで抜き去る、アウト艇の代表的戦術。
  2. スタートの遅いアウト選手はこの戦法は一生使えない。
  3. 最近では、全速でまくることを強ツケマイと呼ぶ事が多い。




まくり屋よっちゃん

某新聞に大きな競争があるとのっかる漫画、予想を信じると確実に破滅するらしい。



マケモト

  1. 玉砕戦法。勝負駆けの選手の強引な前ヅケ、大かまし。最終日が近づくにつれ選手にこの傾向が見られる。
  2. 舟券の玉砕買い。穴目中心な大張り、最終レースが近付くにつれお客にこの傾向が見られる




万舟

  1. 100倍以上の配当がつく舟券。競馬に比べて比較的取りやすいとされている、リップサービスにしてはうれしいが、確かに2連単に限って言えば年間平均360本ほど出る。
  2. 万太郎、マンコロなど言い方は地方によりさまざま。
  3. 2連単では昭和33年(1958年3月)三国競艇場で出た375,450円が最高配当。
    3連単では平成15年(2003年)12月若松競艇場で出た537,990円が最高配当。
  4. 2連単では3万円以上、3連単では5万円以上の万舟が出ると、たいがい救急車で競艇場から運ばれるジジィが出てくる。いくら買っていたのか、それともどういう外し方をしたのかすごい気になる。




三つ割

  1. モーターを完全に分解して徹底的に整備すること。
  2. モーターの主要部品で、ギヤケース、シリンダーケース(スリーブ)、クランクシャフトのいずれかに整備・交換の手を加えること。モーターの基幹部分でもあり、部品代も半端ではないので、交換を渋る場もある。
  3. うまく行けば超抜、失敗すればパンクの大バクチ。




無料送迎バス

  1. 駅から競艇場へ無料で送迎してくれる有難いバス。
  2. 行きは殆どの客がこれを利用するが、帰りは100人のうち170人ぐらいは帰りは白タクを使える気でいる。

    帰りはその様相ががらりと変わる。

  3. 通称、オケラ運搬バス。
  4. オケラ率99.275%(当社比)であるため車内は無法地帯である。
  5. 当然シルバーシートだろうが老人に席を譲らない。床にべったり座る奴ばっかり。
  6. 博打に禁物な「タラ」「レバ」のレース談義があたりでまきおこる。
  7. 命が惜しければ勝ち話は禁句である。




名人戦

  1. 平成12年(2000年)4月18日、故横山やすし師匠を墓場から掘り起こし、イメージキャラに祭り上げて住之江競艇場で開催されたG1に格付けされた競走。
  2. 出走条件は当該年4月1日現在で満50才以上の選手で選考期間140走以上の勝率上位者が出走条件だったが、あまりにもシビアな条件(年齢&出走回数)なために第4回以降は満48歳以降が出走条件となった。
  3. オールドファンには懐かしく、若い客には古き悪しき時代の競艇を……というコンセプトならよかったのにねぇ……。




恵まれ

  1. 決まり手の一つ。2着を走っていた選手が先行艇のフライングによる欠場(Fのき)や転覆や落水失格、あるいは浮遊物などを巻きつけてのエンジン不調などによりタナボタ的に1着が転がり込んでくること。
  2. いまでこそブイブイ言わせている松井繁(登番・第3415号・大阪64期)もSG初制覇(平成8年・第22回笹川賞)の時の決まり手も実はこれ。
  3. おそらくは、客の中で巡っていた言葉であったであろうが、当然選手にとってもボロ儲けなので、敢えて他力本願的な言葉も決まり手として定着させたのかもしれない。つまりは『次はきっちり勝てよ』と。




モーター

  1. 産業革命以降、工業の進化はついに水面を時速80Km/hで走る事を可能にした。完成され、これ以上の進化は当分ないであろうこの2ストローク398cc、2気筒のエンジン。この轟音に魅せられ、人生を踏み外した人々の怨嗟の叫びを乗せて今日も日本のどこかで噴いているのだ。
  2. 『本体をバラしてみる < ひとつ足りない < ペラやってみる < 中堅はある < 上位級 < すぐ格納 < 超抜 < オバケ <もって帰りたい』選手コメントの中でモーターの噴き具合を現すコメントはだいたいこんな感じになっている。
  3. 現在ではヤマトエンジンのみだが、かつてはマーキュリー、砧エンジン、ケーニッヒモーターなどがあった。
  4. モーターの寿命は1年、この期間を過ぎると、どんなクズモーターであろうと、超抜モーターであろうと登録を抹消されてしまう悲しい宿命を持っている。
  5. 多摩川競艇場は、歴代のエースモーターを動体保存しており伝説のモーターも多数残っているそうなので、ぜひ歴代エースモーター同士のエキジビションレースをやってほしい。




本栖湖

  1. 先物取引所。将来、自分の懐の中身を預けるに足りる選手か否かは、この訓練所ではまだ解らない。
  2. 「選手はサケとおんなじだよ、みんな本当は自分の生まれた所に帰りたがる」江戸川で見かけたヲヤヂ(元選手らしい)がつぶやいたセリフだが、確かに退職後は本栖湖で教官を希望する選手が多い
  3. 全国モーターボート競走会連合会本栖研修所が正式名称で、富士山の北側にいだかれるように点在する富士5湖のひとつ本栖湖畔に存在する。実は富士5湖の中で唯一の不凍湖で(冬季に凍結しない湖)であるが、凍結しない理由は、ほかの湖より温かいからではなく、ほかの湖より波が荒いためであるせい。冬季の寒さや環境の厳しさ、軍隊式の訓練など選手育成のための環境としては一級品であったが、本栖湖自身の水位の低下による乗艇訓練時間の不足などの理由で、平成13年(2001年)3月、第88期選手育成員卒業をもって福岡県山門郡大和町に新たに建設したやまと競艇学校へその任を譲った。
  4. 現在、この建物はある宗教団体の研修施設として売却され、平成18年(2006年)時点では一部改修がなされてはいるが建物自体は現存している。




モンキーターン

  1. 腰を浮かせて旋回するターン。高速度で旋回が可能になる。
  2. 選手のターンによってタックルターンやフェニックスターン、ダンクターンなどとも呼ばれていたが、結局モンキーターンで定着した。
  3. 飯田加一が元祖で、始めた当時は先輩選手から『東京の飯田が危険な乗り方をしてて怖くてレースができない』と愚痴られたり、施行者側から『そのターンやったらうちの場はもう呼ばねぇからな』とまで言われていた。
  4. 不安定な水面上を高速旋回するための技法であるため、高度なテクニックが必要であるため、訓練生に対しては訓練することも自習することも禁止されていたのだが、現在ではモンキーターンの方法も乗艇訓練の中に取り入れられている。
  5. 野中のへっぴり腰モンキーは見るものの涙を誘った。
  6. そんなに早くターンしたいんだったらランナに乗りなよぉ、とはオールドファンの声。
  7. 週刊少年サンデーに1996年36・37合併号から2005年3号まで連載された河合克敏によるコミック。日本船舶振興会(現・日本財団)からも競艇初心者の入門書として推薦されるほどの完成度と情報が織り込まれ、作中にも故・笹川良一日本船舶振興会会長も出演していた。その後2004年1月10日から6月26日まで、テレビ東京系で放送された競艇を題材にしたアニメーション。同年7月3日よりタイトルを『モンキーターンV』と改名して再スタート。同年12月18日まで計4クール全50話放送された。  
  8. この作品を読み、初めて競艇に関心を持ったという若い人が多く、競艇を博奕ではなくスポーツとしてとらえる若手層が競艇場に集まるようになりオールドファンとのトラブルの種となったり、コミックやアニメの演出を額面どおりに受け止め、実際のレースと同列に語るような知能指数の低い餓鬼も多数発生し、痛し痒しな部分も多々ある。
  9. その勢いは客ばかりではなく、コミックを読み競艇選手を目指したというレーサーが現在上位で活躍しているのも事実である




ヤッターマン

  1. 昭和52年(1977年)01月01日より昭和53年(1978年)01月27日までの間、タイムボカンシリーズ第二弾として全108話にわたりフジテレビ系で放映されたタツノコプロ制作の人気アニメーション。ドクロベーの指令により、地球上のどこかにある大金鉱脈のありかを示したドクロストーンという石を捜すドクロベーの手下、ドロンジョ・トンズラー・ボヤッキーたちドロンボー一味とそれを追うヤッターマンたちがくりひろげる愉快でちょっぴり残酷なお話。おそらくストーリーを知らない最近のお子様でも知ってるであろう、アニメーション中のフレーズがいまだに色あせることなく語られる作品。DVDも発売中。
  2. 東京3場に所属する実況アナウンサーの一人。SG実況がどこもかしこも内田和男の異常実況で猛威を振るう中で行われた、平成9年(1997年)7月21日平和島競艇場で開催された『第2回オーシャンカップ』優勝戦実況において、舟券を買っていたのかそれとも単なる熊谷直樹(登番・第3200号・北海道56期)の熱狂的なファンなのか、熊谷のトップ航走に対してヤッターヤッターと絶叫し、東京3場にこの人ありと言わしめた名(迷)実況により誰ともなく命名され現在に至る。その後もそのハイキー、ハイテンションで滑舌が悪いというナイスでだいなしな実況に多くのファンがついている。
  3. 「これからファイナルラップです。最終周回に入りました。先頭は熊谷直樹。最終周回の第1ターンマークに入りまして、最後のバックストレッチに出ました。先頭は2号艇の熊谷直樹です オーシャンカップが津軽海峡を渡っていきます。北都へ届け熊の雄叫び。ヤッタ〜! ヤッタ〜!! ポセイドン見てくれ俺の晴れ姿! 最終ターンマークに入ります 2号艇の熊谷直樹。SG! SG! 夢に見たSGの初の栄冠はもう手の届く所だ! 間もなくゴール! 先頭は2番の熊谷おめでとう1着でゴールイン! 優勝!! 2着に4号艇野長瀬、その後5号艇植木、6号艇の池上、3号艇濱村、ラスト1号艇太田和美ゴールインです……」




やまと競艇学校

  1. 先物取引所。将来、自分の懐の中身を預けるに足りる選手か否かは、この訓練所ではまだ解らない。
  2. これまでの本栖湖にあった選手養成所が、本栖湖の水位減少等の理由により訓練の継続が困難になりつつあった頃より、福岡県山門郡大和町の大和干拓に甲子園10個分という広大な敷地を構え、東西、南北方向に2つの競争水面を用意して2001年3月下旬に完成。そのおかげで89期生は訓練の前半の本栖、後半をやまと競艇学校でという変則的な訓練になった。
  3. 本栖時代にくらべると「競艇」を教える設備が本栖以上に充実しており、選手育成の環境としては申し分ないのであろうが、波の立ちにくいプール状の競走水面中心の訓練では、この先デビューする選手がみんな波を怖がる生ぬるい選手ばかり育ってしまうのではないかという気がする。
  4. 実際、真のやまと一期生である90期の選手に、かつてのようにデビュー1〜2年目から頭角を表す選手がまったくおらず、挙げ句に半端に娑婆が近いせいか、選手の管理も甘っとろいようで、92期やまとチャンピオンの不祥事を筆頭に、訓練期間中に発生した同92期生の集団脱走への処分不問なども露呈し、養成側・訓練生側のスキルやモラルの低下を危惧する声もあり、すでに現場では史上最低の期と揶揄されはじめている92期生の行く末を生暖かく見殺しにしたいと思う。
  5. 上記、92期生集団脱走事件の主犯格で92期を辞して再入学した男が第何期とはいわないが、卒業記念レースでやまとチャンピオンに輝いた。




八百長

  1. 観客を集団暴徒に変える呪文。
  2. たとえば、こんなレースなら叫びたくなるでしょう? 「1.秋山直 2.辻栄蔵 3.今垣光 4. 阿波連 5.江野澤 6.平井紀」江戸川競艇場一般戦の第7レース。進入がスタート展示・本番出走とも全艇スローの654123、スリットをインから22 26 28 57 60 63で抜け、1Mで6−5−4の形があっさり出来上がった状態を想像してみよう。




優勝戦

  1. 賞典レースの頂点で、その節間のレースの中で一番賞金が高いレース。競馬と違い、一発勝負ではない競艇では、その節に斡旋された選手のほとんどがこのレースを目標にしている。
  2. SGの優勝戦は一律4000万円(除く賞金王決定戦&賞金王シリーズ)。G1の優勝戦が最低900万円。一般戦は1号基準で最低64万円(平成12年度)と同じ水面で同じようなルールで走るレースなのに、これだけの開きがいつの間にかできてしまっている。これじゃぁ一回記念の水を飲んで、コンスタントに記念に呼ばれるような選手は一般戦には出たくなくなるわなぁ……。




予想屋

  1. 詐欺師の総称。100円巻きあげた上にデタラメな予想を書いた紙キレを渡す。しかも、外れても一切謝らず、当たればご祝儀を強要する詐欺師兼恐喝屋を兼ねた存在。
  2. 最後はおのれの勘に頼れ!




四期通算勝率

  1. 選手生命を奪う死の呪文。四期通算の勝率が3.50に満たない選手、および選手登録33年後の四期通算が4.30以下の場合「退職勧告」と言う形で呪文が発動される。
  2. 身に覚えのある選手たちはみな「四期(死期)を悟る」と言われている。  
  3. この呪文にもいろいろ事情があって、90年代中頃には有能無能含めた選手数が1700人にも届こうかという大所帯になっており、既に朝のレースしか出番のない員数レベルにまで落ちてるロートル選手と、なんでこんな奴に登録番号を付与してしまったんだ本栖は? という選手どもを水面から叩き出すために、1998年後期の時点で四期通算の勝率が3.50以下から3.80以下、登録33年以上の選手は4.30以下から4.80以下に引き上げるてみたところ、それはもう見習い魔法使いが覚えたての魔法を乱発するかのように発動しまくり、1998年後期からたったの5期で200人以上の選手に発動、あるいは死期を悟って先回りの引退なんぞをしてしまったせいで、今度は選手が足りなくなる始末。その後もB1級の勝率を確保してるロートル選手に発動、B2級の居心地のよさにどっぷりつかった若手中堅のダメ選手はセーフといういびつな状況に業をにやしたのか2000後期分からは、登録年数によらず一律3.50以下で発動というルールに変更となった。




四期通算事故率

  1. 選手生命を奪う死の呪文。四期通算の事故率が0.70以上で発動。
  2. 身に覚えのある選手たちはみな「四期(死期)を悟る」と言われている。
     
  3. しかし、実際四期通算事故率でクビになった選手は1人か2人くらいだとも言われている、当然ながら四期にわたって0.70以上の事故率を累積してるような選手の勝率では当然のように3.50以下に違いないわけで。  




ライナー

  1. エンジンの取り付け高さを変えるベニヤの板で厚さ2〜6mmのものが用意されている。
  2. 現在認められているライナーの取り付け方は、4種類のうち2種類でトランサム上とバック上に限られている。
  3. エンジンをボートに乗せて固定する場所(トランサム)にかますことを「トランサム上」モーターの取り付け位置が通常よりあがるため、チルトを跳ねるのと同じ効果がある。「バック上」はトランサム横、モーターをボート側面に固定する位置との間にかますこと。これによってチルトが下がるのと同じような効果を得られる。
  4. チルトアジャスターだけではコントロールしにくい微妙な取り付け角度を調節するために使われており、伸びや出足に効果を発揮すると同時に現在のモーター性能上、水面状況により危険と見なされ、使用を禁止する場も多く、禁止された場でのライナー使用は整備違反として重大な罰則が用意されている。
  5. にもかかわらず、 平成15年(2003年)10月21日・江戸川競艇場にてプラグ箱を意図的にライナーとして使用した選手が発覚して大騒ぎになった。




落水

  1. 失格のひとつ。他艇との接触や急激なキャビテーションなどで自艇が失速し、艇はそのままで選手だけがほうり出されてしまう状態。
  2. 転覆時は転覆艇が他艇から自分を守るシェルターになるが、この場合自分の身を守るものが身につけている防具だけという非常に危険な状態になるためケガも多い。




ラッキーカード

  1. 別名アンラッキーカード。第8レースの連単払い戻し金額の10円単位や下3ケタが当選番号になる。このカードが当たってしまうと残りのレースの舟券が全く当たらなくなるためこう呼ばれている。
  2. 景品選定は主催者側の悩みの種らしい。
  3. 最近は「スピード貧乏くじ」も発見されている。




ラップ

  1. レースの周回数
  2. ターンマークや直線で並走状態のまま周回を重ね、その間に並走する選手を抜こうとする、あるいは抜かれまいとする競った状態。




ランナ

  1. ほとんど完全に駆逐されてしまった、いにしえのボート。
  2. 正式名称は「ランナバウト」
  3. ハイドロプレントと違い、底面に段がなくスピードは出ないが、急旋回ができる。
  4. ハイドロよりも操縦が難しいと言う話や親父の背中越しに見た記憶もあるのだが詳細は不明。
  5. G3にランナーリーグ、G2にランナー王座決定戦があったが、平成3年度から開催を中止した。ああ木下青海……。
  6. スタート練習よりも復活の要望が多い競技




両替

  1. 1万円札を千円札10枚とか、千円札を百円玉10枚など使いやすいようにくずすこと。
  2. 昭和60年頃までは上野駅など大きな駅に『両替屋』なる店があり、1万円に対して200円程度の手数料で両替をしてくれる店と窓口があった。
  3. 穴場でお釣りの出なかった時代には両替専用の窓口もあり、現在でも江戸川では十円、五十円を百円玉に両替してくれる窓口もある。
  4. せっかく金を持って無事競艇場から出てこれたのに、その儲けを種銭にして更なる儲けをアテにしてパチンコ屋や雀荘、デン助賭博などに寄り道をする時の自分に対する言い訳。
    用法:『ちょっと両替してから帰るか』
  5. たいがい、こういう両替は両替するつもりだった種銭とは帳尻の合わない金額にまでくずれてしまう。




リング

  1. 意中の女性を今後数十年にわたって自分の伴侶あるいは隷属下につなぎ止めておくことを予約する希少金属や宝石などで修飾した小型の拘束具。費用は給料の3ヶ月分ほど。『エンゲージリング』
  2. ピストンの摩耗、焼きつき防止のため直接シリンダに接触しシリンダとの間に生じる隙間を埋め燃焼ガスの漏洩を防ぐ部品。『ピストンリング』
  3. 場内の部品交換発表において一番頻繁に発表される交換部品で、付け替えてすぐ爆発的な効果が出るかというのはいささか疑問ではある。




ルンペン

  1. 浮浪者、もしくは失業者という意味でつかうが、語源はドイツ語でボロ・古着という意味
  2. 競艇場で見かけるあからさまな乞食系ないでたちと一線を画する『その服、ちゃんと洗濯していればいいのに』系ファッションでまとめた乞食をおしゃれに呼ぶ時に使うが、所詮コジキは乞食。




レース

  1. 「おい、ババァ!1−5 25枚、5−1 15枚 1−2 10枚だ!!」
  2. 「へへへ、1−5で500両 5−1でも800両、1−2なら1200両はかてぇな」
  3. 「オラオラ!おめーらちゃんとやれよぉ!!」
  4. 「あ、6号艇のまくりだ……あ、3号艇も差した……」
  5. 「確定ぇ☆ 1ちゃぁ〜く6番 2ちゃ〜く3番、連勝単式6番3番、1560え〜ん」
  6. 「ばっきゃろぉ、1銭もいらねぇ同士で決まりやがって……」
  7. 1に戻る。(リピート 金かレースの続く限り)
 ただ、最近の傾向はこんな感じ。
  1. 「レース番号が正しくかかれておりません♪」
  2. 「コケ野郎! ちゃんと俺は塗りつぶしてるじゃねぇかよ!」
  3. 「この組番は発売されておりません♪」
  4. 「うわ、4−2−2なんて売ってるわけねぇよな……」
  5. 「お金が足りません♪」
  6. 「ばっきゃろぉ、嬉しそうにいうんじゃねぇ! ったくよぉ誰がこんながらくたメンバーに1万もぶち込むかよ」
  7. 「オラ! ジジイ! さっさと買え! もうすぐ締切だって言ってるだろ!」  
  8. 「うるせぇ! 文句あるなら隣並べ! ったく……」  
  9. 「発行ボタンを押してください」  
  10. 「ふぅ、やっと買えたぜ。お、ちょうど締切だ、助かったぜ」
  11. 「この年金ジジィ! てめーのおかげで間に合わなかったじゃねぇかよ!」
  12. 「しらねぇよ。だから言ったろ、隣行けって! オラオラ! おめーらちゃんとやれよぉ!!」
  13. 「あ、5号艇のまくりだ……あ、3号艇も差した……」
  14. 「確定ぇ☆ 1ちゃぁ〜く5番 2ちゃ〜く3番、3ちゃ〜く6番 連勝単式5番3番、4860え〜ん 3連勝単式 28360え〜ん♪」
  15. 「ばっきゃろぉ、1銭もいらねぇもんばっかで決まりやがって……」
  16. 1に戻る。(リピート 金かレースの続く限り)
     




レディスルーム

  1. 戸田競艇場などにある女性専用の特覧席。入場無料。
  2. しかし中をのぞくと「戦前だったらレディだったかも」と言う女性や、「昔は女性だったんだろうな……」と言う魑魅魍魎が跋扈し、さながらサバトの様相を呈していると言われている魔窟。
  3. 最近、そんなサービスが増えているが、ねぇ……。




連勝単式

  1. 投票方式のひとつ。そのレースの1着と2着をその順番通りに当てる方式。
  2. おとなしく中央競馬だけやっていればいいのに、ヘンにええかっこうしぃをしようとして競艇を始めようとする愚か者が最初にぶつかる壁。
  3. 『裏食ったぁ!』と絶叫すると、決まって『なんで裏を抑えなかった』と家族に罵られるが、買えるわけのない事情、ありますよね?
  4. 原則として6艇立ての競走なので、買い目は30通りしかないにも関わらず、平均配当も1000円台に近い。
  5. 確率は当たるか外れるかの二分の一。




連勝複式

  1. 投票方式のひとつ。そのレースの1着と2着を当てる方式。
  2. この場合は連勝単式と違い、1着と2着の順番が違って的中となる。
  3. 現在では前半3レースのみの発売となっていたが、2000年1月より唐津を皮切りに順次全レース連勝単式と連勝複式の同時購入が可能になる。
  4. 原則として6艇立ての競走なので、買い目は15通りと少なくなり、当然配当も安くなりがちだが、平気で万舟がでたりもするので侮れない。
  5. 確率は、やはり当たるか外れるかの二分の一。




ロイヤル

  1. 特観席より待遇のいい席。 こねでもないと入れないようです。
  2. 多摩川のロイヤル席には時々芸能人が遊びにくるそうです。
  3. オズの魔法使いが隠れている部屋。中にはバニーガールのお姉ちゃんをはべらせ、オケラのうめき声を聞きながら優雅に舟券を買っていると言われている。
  4. こんな所で打つ競艇なんて競艇じゃないやい。




ロクデナシ

  1. わたし。
  2. これを見て笑えたみなさん。




ワイド

  1. 『拡大二連勝複式』という。つまりは選択した任意の2艇が1着から3着までの間に入着すれば的中となる。
  2. 平成12年2月の法改正により三連勝単式、三連勝複式ととも発売が可能になった勝式で、買い目は15通りのうちの3通り。確率は『全部当たる』『2つ当たる』『ひとつ当たる』『全部外れる』の4通りと他の勝式にくらべて難しくなっている?
  3. 中央競馬で先に導入され好評を博しているらしいが、競馬の場合、出走頭数を考えれば必ずしも3/15にはならないため選択の幅が広く、競艇では……? という疑問もないわけではない。
  4. いずれにせよ連単で1着3着、2着3着で外れたオケラのタラレバ話『ワイドなら当りなんだよなぁ』という泣き言は消えそうだが、今度は1着4着、2着4着で外れたトンチキがどんな泣き言をほざくか筆者を含めて楽しみではある。




ワンツー

  1. 1着2着をきっかり当てて舟券を取ること。
  2. 買った選手が5着6着で入線した場合も自虐的にこう呼ぶ。




ん?

背筋が寒い……



無imidas奥付
1993年 9月15日 第1版 NIFTY Serveに発表
1993年10月 1日 第2版
1993年11月10日 第3版 GAME LAND LEFTYに発表
1994年 1月22日 第4版
1994年 9月10日 改定1版
1994年11月20日 改定2版
1997年 7月31日 改定3版
1999年10月 1日 改定4版(HTML1版) 競艇恐怖新聞社に発表
2000年 9月15日 改訂5版(HTML2版)
2003年 9月 1日 改定6版(HTML3版)
・順次項目追加中(全面改定以外の履歴は考慮せず)

編著:競艇恐怖新聞社

監修:カポック
   三升
   猿旋回 モン太
   チクタク
   じいや
         (敬称略・順不同・第2版まで)
   うちのヲヤヂ(オケラ歴約50年)
   江戸川競艇場常連客
         (敬称略・順不同)

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・(c) 競艇恐怖新聞社 1993.1994.1997.1999.2000.2001.2002.2003.2004.2005,2006,2007,2008